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ピエール・オテイザ社の、バスク産の生ハム＆サラミ各種

　プランタン銀座本館地下2階にある「ドゥース・フランス ビゴの店」は6月27日（土）、バスク産の生ハムや、幻の豚といわれる「バスク豚」のサラミ、パテの店頭販売を始める。

　バスク豚とは、ピレネー山脈西側に位置し、スペインとの国境にあるフランス・バスク地方の地種豚「ピー・ノワール・デュ・ペイ・バスク」のこと。クリやドングリ、ブナの実などを食べながら放牧で育つため、肉のうま味が凝縮し力強い味わいが特徴だという。

　絶滅寸前だったこの純血種バスク豚を復活させ、フランス政府から勲章を送られた生産者ピエール・オテイザさんは、シャルキュトリー（ハム、ソーセージ、パテなどの豚肉加工品を指し、それらを販売する店のことも指す）も営み、中にはコンクールで金賞を受賞するなど、星付きシェフなどから高い評価を受けている。今回同店で取り扱う加工食品は、ピエール・オテイザ社のもの。

　ジャンボン（生ハム）は、肉の表面に豚のラードと特製スパイスを擦り込んでうま味を凝縮させた白豚を、地元バイヨンヌの塩と特製のスパイスを調合したもので、塩漬けし最低10カ間熟成させた「ジャンボン・アルデュード」（1パック50グラム入り＝840円）の1種類を販売する。

　サラミは、熟成期間は4週間と短いが豚の濃厚な味わいを感じる「ソシースセッシェ ピマンデスペレット入り」（1パック40グラム入り＝840円）をはじめ、太めの腸を使い5〜7週間熟成させ、しっとりと食べやすいコショウ入りの「ソシソン・アルデュード」（1パック30グラム入り＝840円）、7〜8週間熟成させ、うま味の中にピマンデスペレット（パプリカ）の辛みを感じる「チョリソ・アルデュード」（1パック30グラム入り＝840円）、1頭から1つしか取れない貴重な腸を使い、8〜10週間と長期熟成した大きくやわらかい食感の「ジェズ・デュ・ペイ・バスク」（1パック30グラム入り＝840円）の4種類を販売。

　同店らしく、シンプルなサンドイッチも2種類用意。長細いバゲットに発酵バターを塗り「ジャンボン・アルデュード」をサンドしたものと、四角いバゲットに発酵バターを塗り「ジェズ・デュ・ペイ・バスク」をサンドしたもので、いずれも価格は1個494円。

　そのほか、パテの缶詰や地元ロレスチィア社の「ブラックチェリーとはちみつのコンフィチュール」（100グラム入り＝1,260円）も販売する。
　
　同店では、ピエール・オテイザ社の商品取り扱いをアピールするため、初日の27日と翌28日、店頭で試食販売も行う。次回の試食販売は7月24日〜26日を予定。

「ビゴの店」で販売するサンドイッチプランタン銀座