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一新した新作ロールケーキ「シルキー・ロール」

　「アンリ・シャルパンティエ」はロールケーキをリニューアルし、新作「シルキー・ロール」を関東の店舗では3月26日（木）より、関西と名古屋の店舗では同27日（金）より販売を開始した。

　同ブランドのロールケーキといえば、やわらかいスポンジ生地で「の」の字に巻き上げ、生クリームとフルーツでデコレーションした「のの字ロール」が名物だった。しかし、両端部分が通常のロールケーキとは異なり変形しているため「カットしにくい」「端までクリームを入れてほしい」という顧客の声もあり、今回デザインや味わいなどを一新。名前のとおり、絹のようになめらかで、ふんわり軽いロールケーキが誕生した。

　スポンジ生地と生クリームのシンプルな構成の新ロールケーキながら、一番こだわったのは「口どけ」。スポンジ生地は別立て法（＝卵黄とグラニュー糖をたてたものと卵白をメレンゲしたものを合わせる製法）で仕立て、生クリームは北海道の道央と道東産の2種類を使い、自然な甘みとコクがありながらすっきりとした味わいに仕上げた。また生クリームには「ギモーブ」を入れることで食感のアクセントと味わいを打ち出し、他店のロールケーキとの差別化を図る。

　味わいは「プレーン」「ショコラ」の定番2種類と、季節のロールケーキ1種類を用意。「シルキー・ロール（プレーン）」は卵の香りを生かしたスポンジ生地に軽い味わいの生クリームを巻き上げ、アクセントのギモーブにはイチゴとフランボワーズのピューレを合わせてイチゴのシロップを加え、ミントのリキュール、フランボワーズのブリゼ（粒）を加え、味わいに広がりを持たせた。

　「シルキー・ロール（ショコラ）」（4月1日より販売）はココア風味のスポンジ生地に、ショコラのギモーブを入れたショコラクリームを巻き上げ、ギモーブの周りにはクーベルチュールチョコレートを薄く塗り、パリパリとした食感を加えた。4月1日-5月31日の間販売する季節替わりの「シルキー・ロール（宇治抹茶）」は、宇治抹茶を練りこんだ香り豊かなスポンジ生地と宇治抹茶の生クリームを巻き上げ、大納言の鹿の子豆を細かく砕いたギモーブを入れた。

　価格は、すべて1本（長さ17センチ）998円。

　2月下旬に先行販売した横浜高島屋店と梅田阪急店の店頭では、購入者から「しっとりとしたスポンジとコクがあるけれど軽いクリームでいくらでも食べられる」「ギモーブの酸味がアクセントになっていてとてもいいと思う」「アンリで1000円以下のロールケーキは、お得でうれしい」などの声が寄せられ、好評だったという。

アンリ・シャルパンティエ