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名門インペリアルホテル内のレストランレシピをもとに日本で作られる「ヴィーナー・シュニッツェル」（画像はイメージ）

　日本とオーストリアの国交樹立140周年を記念して行われる「日本オーストリア交流年2009」にちなみ、伊勢丹新宿店は3月18日（水）より、「オーストリアフェア」を本館地下1階食品フロアで開催する。

　同フェアでは「美しき伝統、あふれるエレガンス」をテーマに、現在もなおオーストリアの人々の暮らしに受け継がれている宮廷文化に注目。日本でもあまり知られていないカフェや食のスタイル、名門ハプスブルグ家など宮廷文化に縁のある商品などを各売り場で展開する。「フードコレクション」コーナーを中心に、オーストリア食文化を「格と伝統」「基本」「ビオ」の3つのテーマで紹介。会期中、オーストリア本国から生産者やシェフなども来日し、本場の味や技を披露するという。

　「格と伝統」の味には、オーストリアで歴史ある名門ホテル「インペリアルホテル」が登場。イートインスペースのキッチンステージでは、同ホテル内のレストランレシピによる「ヴィーナー・シュニッツェル、パセリをまぶしたジャガイモ添え／グリースノッケル入りビーフコンソメスープ」（1人前1,890円）を提供し、フードコレクションコーナーでは、同ホテル内カフェによる日本未発表の新作トルテ「インペリアルトルテ シュヴァルツ オレンジ」（10×10×4,5センチ＝6,101円、限定100点）を伊勢丹で先行販売する。

　「基本」の味には、オーストリアの家庭では欠かせない日常の食卓に上がるパンや菓子を展開。日本人初のオーストリア公認マイスターの称号を持つ神戸「カフェ コンディトライ ランドルト」の八木淳司シェフが手がけた、リンゴをクレープで包んだ「アプフェルシュトゥルーデル」（約5センチ＝420円、各日限定500点）をはじめ、福岡「ベッカライ＆コンディトライ・サイラー」は朝食の定番「カイザーセンメル」（189円、各日限定100点）とクロワッサンの原型「キプフェル」（189円、各日限定100点）を、「ケーゼマッハー」は野菜にフレッシュチーズを詰めオイル漬けした「チーズベジタブル」（イエローベル、オリーブ、ペッパースィート、各250グラム入＝735円）をそれぞれ販売。そのほか濃厚なオーストリアチーズ、軟骨入りのベーコン、水や炭酸で割って飲む日本初登場のシロップなど多数を取りそろえる。

　農業大国ならではの高品質「ビオ」では、農薬や化学肥料を使わないビオディナミ農法によるハーブティーやワインなど、高品質の素材やこだわり製法で作られた商品が並ぶ。オーガニックハープの草分け的ブランド「ゾネントール」は「アップルミントティー」（50グラム＝945円）を、有機のフェアトレードカカオを使う「ゾッター」は「メッセージチョコレート」（4種類＝各1,050円、各限定100点）を販売。注目のワインでは「ニコライホーフ」「マインクラング」「スィゲティ」が登場し、オーストリア産ワインのほとんどを占めるという白ワインに加え、評価のいい赤ワインも取りそろえる。

　会期は同24日（火）まで（一部同31日まで販売）。

「カフェ インペリアル」のオレンジの酸味が引き立つ新作トルテ（関連画像）オーガニックハーブティーブランドのスペシャルティー（関連画像）伊勢丹新宿店