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三重県産新品種イチゴ「かおりの」を使った「ジョトォ」の「三重県産かおりの苺タルト」

　銀座三越は1月13日（火）より、「美（うま）し国 三重フェア」を地下1階と地下2階のギンザフードガーデンで開催する。

　同フェアは三重県観光PRの一環として行うイベントで、三重県を代表する食材を使った創作メニューや三重県の物産品、生鮮食材を通し、県特産品「三重ブランド」の首都圏販路拡大とイメージアップを図るもの。

　三重県観光販売システムズの西野彰二さんは「伊勢エビや松阪牛が三重の特産物として有名だが、三重にはほかにもおいしい特産物がある。高価なブランド素材とは別に、もっと身近な素材を日々の食卓に上るようアピールしたい」と同フェアへの意気込みを見せる。

　「2年前から催物会場で行う地域の物産展とは違う切り口で、山形や長崎、岡山、鳥取と4つの地域を取り上げてきた」と話す銀座三越食品催事企画担当の塚谷弘行さんも「北海道や沖縄といった大規模で人気も高い巨大物産展以外の『地方』にも光りを当て、地域の食の良さをアピールしていきたい」とし、積極的にオリジナル商品を展開し販売することで物産展や他店との違いを打ち出す。

　同フェアでは食品売り場19店舗とタイアップし、ＪＡ全農みえの協力の下、三重県が開発した新品種のイチゴ「かおりの」を使ったスイーツのほか、松阪牛や熊野地鶏、ひじき、あおさのりなどを使った総菜・弁当を約35種類用意する。会期の前半（同13日-19日）と後半（同20日-26日）では三重県を代表する名店が期間限定で登場し、特産の生鮮食品も販売。西野さんは「注目は、新品種のイチゴ、伊勢湾で捕れた天然トラフグ『あのりふぐ』、県産のかんきつを使ったジュース」と話す。

　新品種イチゴ「かおりの」は今回東京に初登場する目玉素材で、名前のごとく香りが高く、酸味は少なく、さわやかで甘みがありスイーツに向いているという。地下1階では、「ジョトォ」の人気ベリータルトを「かおりの」に変更した「三重県産かおりの苺タルト」（609円）や、「パティシェリーモンシュシュ」の堂島ロールの生クリームをイチゴ味にし、イチゴと一緒に巻き上げた「かおりのイチゴロール」（長さ約17センチ＝1,890円、各日限定30点）を販売するほか、「菓乃実の杜」「銀座鹿乃子」「仙太郎」なども限定スイーツを販売。同階「ギンザスイーツパーク」では、「麻布ラ・ピラミッド」が前半に、「ジュヴァンセル」が後半にそれぞれ登場し、「かおりの」を使った限定スイーツを販売する。

　地下2階では、「つきぢ松露」が銘柄鶏「伊勢赤どり」をコマ肉にして卵で巻き込んだ「伊勢赤どりの親子焼」（1個735円、各日30点限定）をはじめ、「浅草今半」の黒毛和牛と米にこだわった「三重県産ロースすき焼き弁当」（1折1,890円、各日限定30点）、「梅林」の県産豚を使った「みえ豚ヒレカツサンド」（4切入＝945円、各日限定15点）などがオリジナル商品を販売。

　同階「イベントスペース」には「すぎもと農園」が会期前半に登場し、しぼりたてのみかん100％のジュース「特選完熟みかんしぼり」（1リットル＝1,680円）と早摘み青みかんのみを搾った「青みかんドリンク」（100ミリリットル＝380円）を販売する。ジュースに使うみかんは、キングマンダリンに温州みかんをかけ合わせた「カラ」という品種を使い、栽培・収穫できる期間が短いため生産量が限られるが、甘みと濃い味わいが特長だという。ほかにも同じく前半には、さんまの寿司やひつまぶし、「鳥羽国際ホテル」のチーズケーキなどが登場し、後半には「桔梗屋織居」のミルクティーが香るとうふのようなスイーツ、松阪牛を使った黒いカレーライスなどが登場する。

　会期は今月26日（月）まで。

「パティスリーモンシュシュ」から登場する限定スイーツ（関連画像）「浅草今半」から登場する限定すき焼き弁当（関連画像）三重県で初めて「エコファーマー」に認定された「すぎもと農園」のジュースとドリンク（関連画像）銀座三越