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会場で実演販売している「フラノデリス」の「クレームブリュレ」

　東武百貨店池袋店の人気物産展「大北海道展」が9月18日（木）から10階催事場で始まり、会場は連日大勢の来店客でにぎわいを見せている。

　今展は、北海道の秋の味覚を一堂に集めるほか、道外初登場のスイーツや地元で今人気のラーメンなど話題の味を取りそろえ、1週目（同24日まで）、2週目（同25日から）のどちらかに出店する店舗も含め約65店舗（食品のみ）が集結。

　同店広報担当の小川愼哉さんは「おかげさまで今展はスイーツだけでなく、弁当や海産物も好評。農作物のコーナーでは『じゃがバター』を販売しているが、北海道では塩辛を盛ってじゃがバターを食べる習慣があるそうで、それを再現して販売したところ非常に評判がいい」と手応えを感じている。初日から4日間の売り上げは約1億9,300万円と今回も好調な滑り出し。特に同20日（土）は日別の売り上げが約5,300万円となり、「池袋店で行ってきた北海道展の中では新記録だった」と話す。

　会場で特に注目を集めているのは北海道スイーツ。北海道みやげの定番「白い恋人」の「石屋製菓」をはじめ、「六花亭」「小樽洋菓子舗ルタオ」「柳月」「ロイズコンフェクト」など約10店舗が「初出品」スイーツを携え出店しているが、好調なのは「菓子工房フラノデリス」「ノースプレインファーム」だ。

　富良野「菓子工房フラノデリス」の口当たりなめらかな「クレームブリュレ」（2個入＝840円、各日限定200点）は開店直後から行列ができるほどで、今回は実演販売を行う。また、牛乳プリンを練りこんだ新作ソフトクリーム「ふらの牛乳プリンソフトクリーム」（368円）や、当麻町産有機完熟トマトの無添加ジュースをゆるめのジュレにした「お日さまのトマトジュレ」（399円、各日限定100点）も販売する。

　北海道展というと今必ず話題に上がってくる「生キャラメル」だが、この元祖的商品といわれているのが興部町「ノースプレインファーム」の「生キャラメル」（50グラム入＝777円）。会場では「フラノデリス」同様に開店直後から行列ができるほど人気だが、この生キャラメルをベースに搾りたての自家製牛乳を加えた「生キャラメルソースのソフトクリーム」（473円、各日限定500点）を道外初商品として販売し、こちらも人気。同店では、低温殺菌処理した濃厚な味わいの「おこっぺ牛乳」を使った「おこっぺ牛乳のソフトクリーム」（294円）も販売する。

　会場では、東武限定スイーツや東武先行販売スイーツも見逃せない。東武限定スイーツでは、帯広「柳月」がブッセ生地にフレッシュバターとナチュラルチーズや栗、小豆などをそれぞれサンドした焼き菓子のセット「北のオータムプラネット〜三ツ星〜」（チーズ、マロン、あずき、3個入＝1,050円、各日限定200点）の実演販売を行う。また「小樽洋菓子舗ルタオ」は道産ハスカップとブルーベリーを組み合わせたパープルカラーのクリームをココアスポンジで巻き上げた秋限定ロール「ハスカップ＆ブルーベリーロール」（長さ12センチ＝1,575円、各日限定100点）を、店頭売りでは他店に先駆け東武先行で販売する。

　イートインで楽しめる、地元で評判のラーメンやすしも人気が絶えない。ラーメンでは、2週目からは「らーめん信玄」が登場し、こってりスープと太ちぢれ麺に濃厚なみその味わいが印象的な「辛味噌ラーメン」（809円）を提供。すしでは2週目から札幌・すすきの「東寿し」が登場し、ボタンエビやタラバガニ、秋鮭、ホタテ、マグロなどを北海道の秋の味覚を盛り合わせた「上にぎり」（9カン＝2,205円）を提供する。

　会期は同30日（火）まで（24日は18時まで、最終日は17時閉場）。

東武百貨店池袋店