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「マクロビオティック」の考え方に基づき開発された「ソイマヨ」

　卵を使わず、豆乳を使ったマヨネーズ風調味料「ソイマヨ」。高級スーパーのほか、玉川高島屋や阪急百貨店梅田本店などのデパ地下でもじわじわと取り扱いの広がりを見せている。東武百貨店池袋店地下2階の「ポンパドウル」でも同品を使った「ソイマヨロール」を昨年秋から売り出した。

　「ソイマヨ」は、アトピー性皮膚炎を患う子供のためにと、肉も魚も卵も乳製品も砂糖も使わない数々の料理のレシピを基に開発され、「体だけではなく心にも優しい＝食べておいしいと思える商品を提供したい」（同社）ことから、2007年3月に発売した。開発を手がけたのはパティナ。かねてより食に興味を持っていた同社の村野敏之社長が、「マクロビオティック」に出会ったのが開発のきっかけだったという。

　無調整豆乳や遺伝子組み換えでない菜種油、北海道産てん菜糖とすべて植物系素材を使って作り上げた同品が、一般的なマヨネーズと違うのは、卵の代わりに豆乳をベースとし梅酢で味を調えている点。着色料や合成保存料、乳化剤、化学調味料も一切使わず、また一般的なマヨネーズより約20％カロリーが低く、卵を使っていない分コレステロールも「ゼロ」から卵アレルギーの子供を持つ主婦だけでなく、健康や美容に関心を持つ幅広い層が購入し、好評を得ているという。

　味わいは、クリーミーでなめらかな食感とさっぱりしているのにしっかりとしたコクがあるのが特徴。同社の柴田竜彦さんは「卵アレルギーに対応しているが、『おいしさ』にもこだわっている。『手作りマヨネーズみたい』『卵を使っていないのにおいしい』と評判もいい。チューブから出しても半固形状なので形が崩れにくいためディップ感覚でクラッカーやパンにのせたり、しょうが焼きや空揚げに付けたり、スープや豆乳でのばしてパスタなどのソースに使うなど調味料としても活用できる」と話す。

　価格は、310グラム入り700円。3月26日（水）〜4月1日（火）、玉川高島屋本館地下1階で試食会を行う予定。

パティナ−ミラマリン