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「アンローベ モア！」ホワイトデー＆春商品として3月1日から販売する「バティスト」。スイーツ（ケーキのようなもの）をDEBAILLEULの「D」が包んで（アンローベ）いるイラストをチョコレートにプリント。

　ベルギー・ブリュッセルにアトリエを構える「DEBAILLEUL（ドゥバイヨル）」では、先日伊勢丹新宿店で開催されたチョコレートの祭典に合わせパッケージデザインを一新、今回のバレンタインより新しいパッケージがお目見えした。

　同ブランドは、M.O.F.（フランス国家最高職人）で、数々の世界的なコンクールで受賞するなど輝かしい経歴を誇るマルク・ドゥバイヨルさんがパティシエを務めるバティスリー＆ショコラトリー。日本では、「本物の味わい」を追求した芸術的なボンボン・ショコラ約25種類をはじめ、量り売りショコラ11種類、タブレット4種類、やわらかなビスキュイにリッチなクリームを挟んだセミ・グラッセのオリジナルデザート「プリズー」5種類、フルーツやナッツ、チョコレートなどを贅沢に組み合わせた冷たいデザートクッキー「ビスキュイ フレ」約6種類など、ベルギー直輸入の商品を販売。丸の内オアゾ店（カフェ併設）のほか、丸ビル店、日本橋高島屋店、玉川高島屋店、ジェイアール名古屋タカシマヤ店、大丸京都店、大丸心斎橋本店、大丸札幌店、岩田屋本店と9店舗を展開する。

　新しいデザインコンセプトは「ブルジョア・ボヘミアン」。ブランドポジションが停滞する中、こだわりを追求する若い世代へターゲットを広げるため「伝統と革新」を意識したほか、手作り感を出すため、絵柄などイラストはすべて手描きにこだわったという。商品構成は、定番商品を展開する「クラシック」と、季節感を取り入れたシーズナル商品を展開する「アンローベ モア！」シリーズの2本立て。

　「クラシック」は、オフホワイトとブラックをテーマカラーに型押しのブランドマークを施し、中の包み紙にはイラストでメッセージを入れ、ドゥバイヨルさんの顔をポイント（赤）にし、シックなデザインに仕上げた。

　ファッション性の強い「アンローベ モア！」は、フランス語で「私を包んで！」という意味を持ち、（1）美しいドレスや布地に包まれたいという気持ち、（2）プラリネやガナッシュを包むショコラのような甘美なものに包まれたいという気持ち、（3）細やかな気配りや思いやりに囲まれたいという気持ちを表現。年間通してすべてヨーロッパのアンティーク生地をモチーフにブランドの頭文字「Ｄ」をあしらった上品で愛らしいデザインに仕上げ、商品名にはすべて布地の名前を使う。

　2月14日（木）まで展開する「アンローベ モア！」コレクションとバレンタイン限定ショコラ「ラムール グルマン」は、どちらもかわいらしいピンクをベースに、華やかに仕上げた。特に「ラムール　グルマン」は、愛情あふれるたくさんの思いをハート型の実に見立てたわわに実らせた樹とその思いを届けるための弓矢を頭文字「Ｄ」に託しデザイン、ショコラにもバレンタインらしいプリントを施した。

　同ブランドを取り扱う片岡物産の長崎理奈さんは「日本での反応も非常に良く、従来の顧客だけでなく、ブランド新ターゲットとして目指した若い世代、特に30代前後のこだわりを持つ女性には『かわいい』と好評だった」と話す。

　3月1日（土）〜5月31日（土）の間展開を予定する「アンローベ モア！」ホワイトデー＆春商品には、バレンタイン同様アンティーク生地をモチーフにした限定ボックスを2タイプ用意。「キャラメルフルールドセル」「アンローベモアチョコレート」「バニラガナッシュ」を詰め合わせた、「金巾」を表す「バティスト」（3粒入＝1,260円）と、マダガスカル、ペルー、エクアドル、コスタリカ、パプアニューギニアと産地別のカカオを使ったガナッシュチョコレートを詰め合わせた、「上等の白麻布」を表す「ペルカル」（5粒入＝1,890円）を販売する。

ドゥバイヨルドゥバイヨル（ベルギー）