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初登場で実演販売する、岩手・山田線宮古駅「磯の鮑の片想い」（左）と広島・山陽本線広島駅「活きあなごめし」（右）。

　阪神百貨店は1月23日（水）より、恒例の「全国有名駅弁とうまいもんまつり」を8階催場で開催する。

　北海道から沖縄まで47都道府県の駅弁・空弁が260種類以上集まる同展は、他社を圧倒するほど品ぞろえが豊富で、毎回関西周辺からの来場者でにぎわい、固定ファンも多い名物催事。また、会場では多くの実演販売もあり、できたての駅弁が購入できるのも魅力の1つ。

　昨年1番人気が高かったのは北海道・函館本線森駅「いかめし」（470円）、次いで山梨・中央本線小淵沢駅「甲州かつサンド」（550円）、山形・奥羽本線米沢駅「牛肉どまん中」（1,000円）が続く。

　同店バイヤーで、今回駅弁を担当する大田雅彦さんは、8回目となる今回の見どころについて、「一番の売りは新しい商品が大幅に増えたこと。初登場の駅弁も多数用意した」と話す。

　会場では、三陸産のアワビを丸ごと1個やわらかく酒蒸ししスライスし、アワビの肝煮やイクラ、数の子など新鮮な海の幸を盛りつけた岩手・山田線宮古駅「磯の鮑の片想い」（2,100円）をはじめ、脂ののった穴子を丁寧に蒸して自家製ダレで焼き上げ、穴子のアラで炊きあげたご飯にのせた広島・山陽本線広島駅「活きあなごめし」（1,260円）、名古屋名物みそかつとエビフライ、どて煮を組合せて温泉卵を添えた、甘辛い八丁味噌のタレが決め手の愛知・東海道本線名古屋駅「元祖みそかつ物語デラックス」（1,200円）、めんたいこ入り炊き込みご飯にふんわりしためんたいこの天ぷらと高菜をのせ、シイタケやニンジン、タケノコのうま煮を添えた福岡・鹿児島本線小倉駅「明太子辨當（べんとう）」（1,100円）などが初登場、いずれも実演販売を行う。

　冬の味覚「カニ」を豪快に使った、北海道・函館本線旭川駅「蟹三昧」（2,100円）や加熱式容器を使った北海道・函館本線小樽駅「焼きたらば弁当」（1,890円）、福井・北陸本線福井駅「越前かにめし三昧」（1,300円）も実演販売で初登場し、こちらも見逃せない。

　ほかにも、神奈川・東海道本線小田原駅「帰ってきたウルトラマン 箱根防衛弁当」（980円）や兵庫・福知山線宝塚駅「はろうきてぃ宝塚きら星弁当」（900円）などかわいいユニークな容器に入った弁当、新潟空港「日本海 夕陽ずし」（980円）といった空港弁当も並ぶ。

　「全国のうまいもん」には、萩・見島沖近海で取れた鮮度のいいアマダイをその日のうちに一夜干しした「漁師の朝造り 甘鯛」（1尾1,000円）が初登場するほか、北海道「エチュード洋菓子店」の「ひよこのお昼ねプリン」（315円）や大分「菊家」の「ティラミスロール」（1,050円）など、ご当地名物や話題のスイーツなども続々と登場。前回評判だった47都道府県のカップ酒も登場する。

　会場の一角には、購入した弁当をその場ですぐに食べることができたり、待ち合わせなどに利用できる休憩所を設けている。会期は同29日（火）まで（最終日は16時閉場）。

阪神百貨店