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盛岡を代表する名物「ぴょんぴょん舎」の「盛岡冷麺」はめんとスープに加え、冷麺専用に漬け込んだキャベツと大根の自家製キムチが決め手。

　阪神百貨店は9月5日（水）より、青森県、岩手県、秋田県を対象とした物産展「北東北3県 味と技展」を8階催場で初めて開催する。

　同展では、海の幸や山の幸に恵まれた3県を代表する名産品や特産品、地元で人気の味、老舗の味など、総菜からスイーツまで、銘酒も含め約55店舗（工芸品などは約10店舗）が出店し、特別限定品の登場や実演販売、イートインも行う。同店広報担当者は「関西ではなじみの薄い地域だが、豊かな風土と歴史に磨かれた味と技が息づいている土地なので、北東北ならではの名物や民芸品などをどんどん紹介していきたい」と、意欲を見せる。

　会場での注目は、イートインに登場する岩手と秋田の名物メニュー。岩手では、コシが強くつるりとしためんと国産牛骨や鶏ガラ、こだわりの水などを使った特製スープが特徴の盛岡市「ぴょんぴょん舎」の「盛岡冷麺」（840円）を、秋田では、放し飼いで育てた比内地鶏を香ばしく焼き、比内地鶏の卵を使って半熟でとろりと仕上げた鹿角市「秋田比内や」の「親子丼」（鶏スープ・漬物付、1,050円）を、それぞれ楽しめる。

　人気の高い実演販売には各県を代表する弁当が登場。大間産本マグロや津軽海峡のサーモン、ホタテ、ヒラメをのせた青森・五所川原市「海鮮厨房」の「海峡ちらし」（1,680円）を、ショウガ焼きのタレで煮込んだやわらかな前沢牛と旬の食材を盛り込んだ岩手・奥州市「レストラン前沢ガーデン」の「前沢牛弁当」（1,575円）を、比内地鶏のスープで炊いた「秋田こまち」と海の幸を盛り込んだ秋田・大館市「菅原餅店」の「曲げわっぱ 三色弁当」（1,260円）を、それぞれ販売する。

　ほかにも、白金豚を使った岩手・紫波郡「仕出屋 ピーコック・トレテール」の「白金豚カツサンド」（1パック3切＝840円）や、ゆでた角めんにダシの効いたソースの秋田「麺'sくらぶ」の「横手焼そば」（493円）など、ご当地グルメも登場。

　スイーツには、青森・黒石市「ローリエ」のフレッシュな青森県産「紅玉」をふんだんに使った「紅玉アップルパイ」（大＝1,575円、1カット315円）や、岩手・花巻市「ブルージュ」のたっぷりのフルーツと生クリームをふんわりロール生地で巻き込んだ甘さ控えめの「花巻ロール」（白、ハーフ＝1,050円）を実演販売するほか、岩手・奥州市「回進堂」の小豆を練り込んだようかんに大粒のくりがぎっしり入った銘菓「岩谷堂羊羹 粒栗」（1,575円）、秋田・秋田市「岡田製菓」の小豆粉を使ったやさしい甘みが特徴の「小梅型もろこし」（180グラム＝420円）などを販売。

　会期は同11日（火）まで（最終日は17時まで）。

阪神百貨店