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8月20日の記者発表にのぞんだ、西武百貨店の大?文明社長（後列左から2番目）をはじめ、所沢西武の斉藤均司店長（後列左から3番目）、専門セールスの中でも特にプロフェッショナルなスタッフ8名

　所沢西武は9月14日（金）、「新生・所沢西武」としてリニューアルオープンする。

　市民の「生活便利館」として営業していた同店は、周辺地域の人口の増加、特に新しい世代の所沢商圏生活者（＝30〜40代を中心とする高感度生活者）の取り込みを狙い、環境整備などを含め地域唯一の本格的都市型百貨店へとイメージを刷新。地下1階の食品売場も、全館改装に伴い全フロアの約70％を改装する。

　西武百貨店の大?文明社長は、8月20日に行われた記者会見で、「所沢周辺に住む地元の方に足を運んでいただくためには、地域のニーズに応える『現場力』が大事」とし、「ここ一番、の商品を取りそろえた地域密着型の百貨店として生まれ変わる」と語った。

　地下食料品売場は、デーリー需要を強化。西武百貨店のネットワークを生かした「高感度」な品ぞろえに加え、専門的な知識を持った販売員（=アドバイザー）を補強するなど専門性の高いサービスなどを導入し都心の百貨店と同レベルのサービスを提供することで、「地域に根ざしたデパ地下」を目指す。

　具体的な内容としては、「旬・鮮度・品質・価格」にこだわった食材を週替わりのテーマで特集・提案するほか、地元農家によるこだわりの地産新鮮食材を展開したり、旬のまぐろが充実した専門コーナーなど、食の「旬」をそろえる。ほかにも、全国の銘菓や地元の甘味をそろえた「諸国銘菓コーナー」や全国の名酒と岡山・倉敷の食のセレクトショップ「平翠軒」の肴（さかな）を集めた「酒と肴」、生ゴミを有機肥料にリサイクルして育てた新鮮エコ野菜を提供する「県産品・地場商品」コーナーに加え、30〜40代を意識し、洋菓子の人気店の誘致、健康を意識した酢や塩といったグロサリーを充実するなど、多様なニーズに対応。

　新規出店の店舗は、鉄人・石鍋シェフが手がける「クイーン・アリス」をはじめ、プチサイズの創作大福で人気の「MOCHI CREAM」、滋賀の名店「叶匠壽庵」、金沢の老舗料理旅館「金茶寮」、彩り美しい弁当やすしの店「神田明神下 雅」など9店舗で、リニューアルオープンを記念して期間限定の商品を販売する。

所沢西武