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「彩雲堂」のもちの黒とクコの実の赤の、色のコントラストが斬新な「玄々」

　全国の三越で展開されている菓子のセレクトショップ「菓遊庵」で、出雲の国松江の新・創作和菓子を販売する「NEW松江菓子の会」が4月上旬より順次開催されている。

　「松江」は京都、金沢と並ぶ日本の3大和菓子どころのひとつで、毎日の生活の中に「茶」と「菓子」がとけ込んだ土地。同イベントでは、菓子の長い歴史によって培われた工芸菓子技術や生菓子技術を生かしつつ、ニューヨークの菓子職人などの協力を得て作られた、従来の和菓子とは色や形の異なる新感覚の和菓子「NEW松江菓子」を紹介しながら、販売する。

　「NEW松江菓子」は、「伝統ある技や味を広く世界に伝えたい」と島根県松江市の菓子メーカー7社が集まり開発したもので、松江商工会議所のJAPANブランド育成支援事業「松江・和菓子モダンプロジェクト」として2004年から開発を進め、これまでに3回ニューヨークで販売会などを実施し、好評を得てきた。

　展開する菓子は、明治7年創業の和菓子店「彩雲堂」の竹炭を入れた求肥もちの中にイチジク入の餡を包みクコの実を飾った、もちの黒とアクセントとなったクコの実の赤の色合いがエキゾチックな「玄々」（3個入=735円）や、「福田屋」の上用饅頭の中にアップルプレザーブとりんご餡を包んだ、香りも姿もりんごのような「りんご上用」（3個入＝630円）、ほかにも「岡三英堂」「風流堂」「トリアノン」など日本橋本店では9種類、ほかの店舗では7種類を取りそろえる。

　今後、「菓遊庵」各店で開催する同イベントの日程は以下のとおり。
◇4/10（火）〜16（月）＝日本橋三越本店、銀座三越、池袋三越、千葉三越、仙台三越、名古屋栄三越、高松三越、広島三越、福岡三越
◇4/11（水）〜17（火）＝星ヶ丘三越
◇4/13（金）〜19（木）＝恵比寿三越、
◇4/18（水）〜23（月）＝松山三越
◇4/20（金）〜26（木）＝多摩センター三越
◇4/24（金）〜30（月・振）＝札幌三越
（※新潟三越、鹿児島三越は会期終了）

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