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和菓子売場に隣接している「日本茶テロワール」

　伊勢丹新宿店本館地下1階・和菓子・銘茶売り場のリニューアルに、全国から厳選した茶葉を集めた「日本茶テロワール」が新しく登場した。

　同店は、産地、茶葉、鮮度にこだわった日本茶を中心にした品ぞろえやサービスを強化した伊勢丹独自の編集ショップで、「こだわりの茶」を求める顧客のニーズに応える。店名は、各産地の茶にはその土地の「水」「土」「風」「人」の関わりが大きく反映することから、ワイン用語の土地独特の風味を意味する「テロワール」を採用した。

　店頭では、日本茶販売アドバイザーなどの専門知識を持ったスタッフが常駐し、日本茶の知識を提供するほか、嗜好に合った茶葉選びなどをアドバイスする。併設したテイスティングコーナーでは茶葉の風味や味わいなどの異なる各産地の茶の飲み比べが無料でできるほか、入れ方・飲み方のアドバイスも行う。伊勢丹の和菓子・銘茶アシスタントバイヤーの伊藤剛士さんによると、同店には男性ファンも多く、日本茶の奥深さと「飲み方・入れ方」まで提案したサービスが男性の「こだわり心」をくすぐるという。

　取り扱う商品は、静岡（掛川、川根）を中心に、八女、宇治、伊勢などの煎茶、玉露、抹茶、ほうじ茶など。「静岡煎茶 茶通人」（100グラム＝1,050円）や「静岡川根茶」（100グラム＝1,575円）、「静岡掛川手摘み茶」（100グラム＝2,625円）、「抹茶入り玄米茶」（100グラム＝525円）、「八女星野村かぶせ茶」（100グラム＝1,575円）など、限定産地の日本茶6種類を、手軽な「量り売り」のスタイルで販売する。そのほか、あらかじめパッケージされた商品を約20種類、ギフトセットを約15種類も展開。

　伊藤さんは「日本茶は、『新茶』『秋摘み茶』『蔵開き茶』と1年を通し様々な味わい方や楽しみ方があり、朝・昼・夜とそれぞれの時間帯に合う日本茶もあるので、店頭でどんどん試飲して日本茶を楽しんでほしい」と話している。

伊勢丹新宿店