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毎年販売される子ブタをモチーフにした松屋銀座・浅草限定チョコレートで、2023年の「仔ぶたのダンス」（デメル）

　松屋銀座でバレンタイン商戦が始まっている。8階イベントスクエアでは2月1日（水）より、「GINZA バレンタインワールド」を開催。会期に先駆け既に開設しているオンラインストアには、昨年11月に常設店を構えたトルコ発「ナーディル・ギュル」の松屋銀座限定商品など約80ブランド、約290点のチョコレート（864円〜1万4,001円）が並び、地下1階食品売り場では1月25日（水）よりバレンタイン商品が本格的に登場する。

【画像】トルコ発「ナーディル・ギュル」の松屋銀座限定品

　同社が毎年バレンタイン商戦前に行う、メールマガジン会員を対象としたバレンタインデーに関するウェブアンケート調査（2022年12月9日より4日間実施、有効回答数475人）によると、チョコレートを「実店舗で購入する」という人がより増え9割を超えに。インターネットで購入する人も増えていることから、「行動制限が解除されて外出への抵抗が減少し、コロナ禍前のように店頭で買い物やイベントを楽しみたいという期待感の高まりが見られ、ネットと併用し買い方の多様化が進んでいる」と見ている。チョコレートを「自分のため」に購入する人は6割近くに増加。平均購入金額も増えて約4,415円となり、「自分のためのバレンタイン」傾向になるとしながらも、物価高・円安などの影響から、チョコレートにかける予算は抑え気味の結果となった。

　原材料の価格上昇、物流コストの高止まりなどでチョコレートの値上がりが気になるところだが、チョコレート商品を提供する業者・販売店も頭を悩ませている。同社による取引先への調査では、9割近くが1割未満〜1割以上「値上げした」と答えた。航空便から船便へと輸入・輸送方法の変更する、国産素材を使う、使う素材を抑える、パッケージ資材の変更や有償化など、値上がりに対抗して、さまざまな対応を行ったという。

　「GINZA バレンタインワールド」会場には初登場17ブランドを含む81ブランドが集結。イートインや実演販売を拡充し、バレンタインならではの多様な楽しみ方を提案する。

　今年は、気鋭の日本人ショコラティエによる国産素材を使った松屋限定チョコレートに注目。「ゲン ササキ ラ・ブティック・ドゥ・ユキノシタ・カマクラ」の島根「食用バラ（さ姫）」×ローズ、徳島「木頭柚子」×蜂蜜など5種類のマリアージュを楽しめる「mariage au chocolat」（5個入り＝2,376円）をはじめ、「ユニ マサハル コウヅマ」の鹿児島県産完熟キンカン「春姫」を使った「春姫のボンボンショコラ」（5個入り＝3,240円）、「ミルズ バイ ミホ サトウ」の北海道「蝦夷（えぞ）ベリー」、東京「あまどりいちご」を使ったハート形「Berry Berry truffe」（6個入り＝2,801円）が登場。ほかにも、「アトリエ キュイエール」は福岡県産の柿や「嬉野茶の玄米茶」を使った新作を加えたアソートボックス「九州ショコラ　〜九州玉手箱〜」（25個入り＝9,720円）を、「セイスト」は新潟県産もち米100％の柿の種に、ブロンドチョコレートでコーティングしたマカダミアナッツを添えた「柿の木」（1,890円）を、それぞれ販売する。

　イートインでは、チョコレートに酒類をはじめ、コーヒーや日本茶との新たなマッチングを提案。バー・スペースには4店舗が期間限定で出店し、「バー・ガスライトEVE」のスペシャリテ「ウィステリア」や、「Bar Noa Ginza」の「トマーティン12年のコーヒーカクテル」などに青森・弘前と東京で活躍するショコラティエ・須藤銀雅さんがプロデュースしたチョコレートを合わせる特別メニュー（各セット1,650円）を提供する。

　東京・蔵前で自家焙煎（ばいせん）と自家製のチョコレートの製造・販売を行う「蕪木」は数種類から選べる「ショコラショー」（1杯990円〜）を、東京・神楽坂で人気の日本茶デセール専門店「ヴェール」は、バヌアツ共和国産のカカオでBean to Barビーガンチョコレートを作る「アエランチョコレート」とのコラボによる「日本茶のフォンダンショコラ」（2,501円）を実演で提供するなど、松屋銀座限定メニューを用意する。

　実演販売では、イートインメニューに合わせ特別にチョコレートをプロデュースした須藤シェフによる弘前「浪漫須貯古齢糖」から完熟バナナを使った「本気のチョコバナナ」（1本681円、期間中の土曜・日曜のみ販売、各日限定100本）や、ハワイ発マラサダ専門店とイタリア「BABBI」の限定マラサダが登場。「カカオサンパカ」「江戸久寿餅」「ショコラティエ　パレ ド オール」もチョコレートスイーツの販売を行う。

　そのほか、フィリピン発のBean to Barチョコレートブランド「テオアンドフィロ」のドライマンゴーを使ったチョコレートや、医師とショコラティエが共同開発する「メディカレート」の低GIを基本としたチョコレートなどBean to Barからレイズトレードまでサステナブルな取り組みを通して生み出されたチョコレートも登場。松屋銀座が2019年より毎年取り組んでいる世界の女の子をチョコで支援（サポート）する「#サポチョコ」も取りそろえる。

　会期は、バレンタイン会場＝2月14日（火）まで、松屋オンラインストア＝同5日（日）18時まで。

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