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バクラバを展開する「ナーディル・ギュル」とトルコ洋菓子ブランド「ディヴァン」店頭

　松屋銀座・地下1階洋菓子売り場に11月11日（金）、トルコ・イスタンブールで180年の歴史を誇る老舗「ナーディル・ギュル」と、トルコの5つ星ホテルで提供されるスイーツを手がける「ディヴァン」がアジア初となる常設店をオープンした。

【画像】「ディヴァン」店頭

　1843年に創業した「ナーディル・ギュル」は、オスマン帝国時代から伝わる職人技とレシピを引き継ぐ伝統菓子「バクラバ」を提供する老舗ブランド。「バクラバの王様」と称され、イスタンブールに1店舗しかない店には1日 9000 人が訪れるという。

　バクラバは、薄いパイ生地を手作業で何十層にも重ね、砕いたピスタチオやクルミをたっぷり挟んで焼き上げ、甘いバターシロップをかけて仕上げるトルコの伝統菓子。パイ生地と、トルコで収穫されるピスタチオやクルミなどのナッツのハーモニー、シロップの甘さが特徴だ。

　2021年11月、松屋銀座で2週間行った日本初の催事では100人以上の行列ができ、連日完売となるほど盛況だったという。今回はトルコ国外初、アジア初の常設店で、本店に次ぐ2店舗目となる。

　店頭では、トルコ産ピスタチオを使ったシリーズとして、定番商品「ピスタチオバクラヴァ」（4個入り＝1,944円）をはじめ、ロール型の「ナーディルスペシャル」（4個入り＝2，052円）、通常の約2個分の「キングバクラヴァ」（864円）、ケーキの形をした「バクラヴァケーキ」（1,080円）、さらにはトルコ産クルミを使った「くるみバクラヴァ」（4個入り＝1,728円）などを販売。常設店出店を記念して、グリーンの缶に松屋銀座本店を描いた「松屋銀座限定ボックス」（6個入り＝3,780円）や、ブルー缶の「イスタンブールボックス」（同）を用意するほか、ピスタチオやクルミの「バクラヴァ」が78個入ったトレイ商品も予約制で取りそろえる。

　「ナーディル・ギュル」の隣に同時オープンした「ディヴァン」は、1956年創業のトルコ最大のコチ財閥が手がける洋菓子ブランド。松屋銀座での常設店がアジア1号店となる。

　店頭では、トルコでは「ロクム」と呼ばれるモチモチとした食感の伝統菓子で、日本では映画にもなったファンタジー小説「ナルニア国物語」で話題を呼んだ「ターキッシュディライト」4種類（1,728円〜）をはじめ、ロシェチョコレート1枚当たりにトルコ・ガジアンテップ産ピスタチオが4割含まれているという「ピスタチオロシェチョコレート」（5枚入り＝1,836円）、缶入りの「ピスタチオ＆ヘーゼルナッツドラジェ」（2,160円）などのチョコレート商品を販売する。

　中でも、クロッカンアーモンドとホワイトチョコレートを使った「アードワーズチョコレート」シリーズは定番「クラシック」のほか、「ラズベリー」「トルココーヒー」「ミント」「オレンジ」「ピスタチオ」の6種類（9枚入り＝1,620円〜2,160円）を用意。トルコの美しい模様がそれぞれあしらわれた6種類のカラーボックスはアジア1号店出店を記念したもので、今後トルコ本店でも展開するという。


トルコ産ピスタチオを使った「ピスタチオバクラヴァ」（関連画像）深いグリーンのパッケージに入ったバクラバ商品各種（関連画像）松屋銀座常設店出店を記念した限定商品（関連画像）「ディヴァン」で展開するターキッシュディライトなど（関連画像）カラフルな「アードワーズチョコレート」シリーズ（関連画像）松屋銀座