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伊勢丹新宿店にパリ発ブーランジュリー「メゾン ランドゥメンヌ」 初の百貨店常設店
(2021年03月01日)
パリ発ブーランジュリー・パティスリー「メゾン ランドゥメンヌ」が3月3日(水)、伊勢丹新宿店地下1階・食品売り場「ブーランジュリー」にオープンする。経営を手掛けるのはメゾン ランドゥメンヌ ジャポン。
【画像】スイーツ系の新宿伊勢丹限定「ビーガンラインアップ」
「メゾン ランドゥメンヌ」は、パン職人の石川芳美さんとパティシエのロドルフ・ランドゥメンヌさんが2007年にパリで開業したアルティザン(職人)ブーランジュリー・パティスリー。伝統の技術を継承しつつ、地球環境に配慮した商品を提供する傍ら、近年は動物性の材料の使用を減らし、植物性にこだわったビーガンレシピの開発を進め、フランス国内店舗では全てのパンがオーガニックマークを取得するなど、健康面にも配慮した商品を提供している。
現在、フランス国内に17店舗、日本国内では麻布台店(2015年)を皮切りに、赤坂店(2018年)、アトレ恵比寿店(2021年2月)の3店舗を展開。伊勢丹新宿店へは2019年より4回期間限定出店し、今回4店舗目にして初の百貨店常設店を構える。
新店「メゾン ランドゥメンヌ新宿伊勢丹」では、フランスのAOP(原産地保護呼称)モンテギュバターを使った「クロワッサン・フランセ」(530円)や「パン・ド・ミフランセ」(1.5斤=3,240円)、天然酵母を使った「バゲット・トラディション」(1本260円)など30〜40アイテムを取りそろえる。中でも注目は、ブランド初の展開となるフランスで開発された代替卵「YUMGO(ユンゴ)」を使った新宿伊勢丹店限定商品「ビーガンラインアップ」。
YUMGOは、ランドゥメンヌさんが立ち上げたフランスのスタートアップ企業と石川さんが共同研究・開発した100%植物ベースの代用卵で、植物性の液体卵黄「YUMGO JAUNE(ユンゴジョンヌ)」と植物性の液体卵白「YUMGO BLANC(ユンゴブラン)」の2種類。料理メニューに使えば「本物の卵と変わらないおいしさが提供できる」という次世代型の食材で、今回の伊勢丹新宿店出店を機に日本への輸入も本格化させる予定だという。
そのYUMGOを使った商品を2種類4アイテム打ち出す。「ヴィーガンメロンパン」は、100%植物性のブリオッシュ生地を100%植物性材料で作ったクッキー生地で包んだフランス風メロンパンで、抹茶、フランボワーズ、バニラの3種の味わいをそろえる。価格は各1個519円。
「ヴィーガンプレドッグ」は、白ゴマをまぶした100%植物性のブリオッシュ生地に大豆ミートのパテ、ドライトマトのオイル漬け、パセリをサンドし、ビーガンチーズをまぶして焼き上げた香ばしさが楽しめる総菜パン。大豆ミートは自家製マリネ液に漬け込みオーブンで焼き上げたものを使い、ボリューム感のある商品だという。価格は1個746円。
長年ビーガンの食生活を推進してきた石川さんとランドゥメンヌさんにとって、植物ベースの食品を通じて環境への影響を減らすことに取り組むことはライフワークになっていた。今回の「ビーガンラインアップ」の販売についてメゾン ランドゥメンヌ ジャポン営業本部の大竹昇さんは「環境問題を解決するためにも、発信力のある伊勢丹新宿店でいち早く展開することが大事だと考え限定商品発売に至った」と言い、「まずは新宿伊勢丹限定品として展開し、ニーズに応えながら拡大展開していく予定。環境問題を解決するためにもビーガン対応商品は会社を挙げて商品数を増やし、新しいライフスタイルの提案を進めていきたい」と意気込みを見せる。
総菜系の新宿伊勢丹限定「ビーガンラインアップ」(関連画像)次世代食材、100%植物ベースの代用卵「YUMGO(ユンゴ)」(関連画像)メゾン ランドゥメンヌ
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