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世界中のソーセージを楽しめる今回初登場の松屋限定「ソーセージで世界旅行 2021 おせち編」（hariya）

　松屋銀座本店・浅草店は、「2021年 松屋のおせち」についての詳細を発表した。

【画像】日本各地の食材を盛り込んだ初登場「ビストロダルブル」のおせち

　コロナ禍の下、海外・国内旅行をはじめ、帰省、外食自粛など「巣ごもり」傾向にある今年を踏まえ松屋では「自宅で楽しむ」おせちの需要が高まると予想。事前に行ったメールマガジン会員対象のオンラインアンケートでも7割以上が「（元日は）自宅で過ごす」、さらにおせち購入予定者は前回と比べ約16％増え、購入予定者の約9割がおせちに掛ける予算を同額または増額するという回答結果を得たことを受け、「旅行などを控える分、正月に自宅でおいしいおせちを食べたいという需要は大きい」と見ている。これらの状況から同社では「人と人がつながるおせち」をテーマに、カタログでは197点（うち松屋限定16点）、インターネットでは184点を取りそろえ、2〜3万円台を中心価格とし、前年比110％の売り上げを目指すという。

　10月1日（木）10時からのインターネット予約受け付けを皮切りに、店頭では浅草店（1階特設カウンター）が同7日（水）より、銀座店（地下1階特設会場）は同14日（水）より順次、予約受け付けを開始。電話での予約は同17日（土）より受け付ける。

　「松屋が得意」とし、かねてから注力し需要も伸びている地元銀座を含む、フレンチやイタリアン、中華などのレストランシェフが手掛ける「レストランおせち」。外食事業者にとっても厳しい経営環境が続いている昨今、「レストランシェフのおせちを購入・楽しむことでエールを送る」を提案する。

　今回初登場となるのは、「ピンチョス」を初めて日本に紹介したスパニッシュ・ガストロノミーの第一人者で、現在1日1組のみの完全予約制レストラン「レ・ストゥディ」（内幸町）で腕を振るうほか、店舗プロデュースやセミナーなども手掛けるジョセップ・バラオナシェフによる松屋限定「本格スパニッシュおせち二段重」（2〜3人前＝4万3,200円、限定50点）。ピンチョスを中心に、生ハムやテリーヌ、イベリコ豚を使ったメニューなど31品目を華やかに詰め合わせた内容。同シェフはほかにも、カウントダウン用に向けてオードブル20品目を1人前の折にそれぞれ詰め合わせた「レ・ストゥディ 1人前オードブル」（2折＝2万1,600円、限定25点）も用意する。

　山梨・上野原にある現代ソーセージ研究家、村上武士さんが手掛ける世界のソーセージレストラン「hayari（ハヤリ）」も今回初登場。化学調味料に頼らず食材のうま味を生かし、イタリアやアルゼンチン、ミャンマー、トルコ、台湾など約9カ国の味をソーセージで表現した15品目を詰め合わせた松屋限定「ソーセージで世界旅行 2021 おせち編」（3〜4人前＝2万9,160円、限定30セット）を販売する。おせち担当の小泉翔バイヤーは「スパニッシュおせちや世界のソーセージおせちなど新たな企画のおせちを導入した。世界各国の酒類とのペアリングなども楽しんでいただきたい」と話す。

　新型コロナだけでなく「食の安全・安心」が注目される中、おせちの食材にも「トレーサビリティー（生産者・産地の追跡可能性）」を意識し、日本の生産者の努力とその食材のおいしさを追求したおせちにも初挑戦。恵比寿で46年続くフレンチビストロ「ビストロダルブル」の無藤哲弥シェフが日本各地で出会ったという生産者らの手掛けた食材を使った「ニッポンの“美味（おい）しい”を巡るおせち二段重」（2〜3人前＝3万2,400円、限定40点）も初登場。岩手の吉浜タコや宮城の発酵生サラミ、福島の長兵衛里芋、神奈川の湘南みやじ豚、三重の伊勢なまり節、大分の熟芋紅はるかなど日本各地の食材を盛り込む。

　今回新たな生活様式に合わせたおせちとして、家族で一つのおせちを食べるのではなく「個食」に対応した「取り分けいらず、1人1段のおせち」も強化。家族間のコロナ感染が懸念されることを考慮し、高齢者と同居する家庭や受験生を抱える家庭などに向ける。おせち内容も、和風とオードブルを組み合わせるなどバリエーションを増やす。

　ほかにも、離れて暮らす家族や正月ギフトに対応した「全国に送れるおせち」では、帰省を自粛し、地方に住む両親へなどの需要を見込み品ぞろえを拡充。ホテルや料亭のおせちに加え、洋風オードブルなどもそろえる。

　おせちの予約はネット・電話・店頭共に12月25日（金）まで。

「レストランシェフのおせち」の一例（関連画像）「全国に送れるおせち」の一例（関連画像）松屋銀座本店・浅草店