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「神田明神下みやび」大丸東京店、「地球にやさしい」容器を使った「エコ弁」展開
(2020年01月14日)
大丸東京店地下1階「ほっぺタウン」に出店する弁当専門店「神田明神下みやび」が現在、海洋ゴミ削減に向け、「地球にやさしい」脱石油系プラスチック・オリジナル容器を使った弁当シリーズ「エコ弁」を販売している。
【画像】「エコ弁」シリーズとして展開する弁当の中身
同ブランドではこれまで、弁当業界では主流の石油系発泡スチロール製の箱ではなく、紙製のハードパッケージを主に採用し弁当商品を展開してきた。そうした中、地球温暖化や海洋汚染問題の深刻化に伴い、「少しでも環境改善の一助になれば」と弁当パッケージ素材の「脱・石油系プラスチック化」に取り組み、トウモロコシやサトウキビを原料とする植物由来で土に還る素材「PLA樹脂(ポリ乳酸)」を使った同社オリジナルの弁当パッケージを開発。順次、天然素材に切り替えている。
2019年8月、「100%生分解性」の弁当パッケージや乾燥防止フィルムのほか、紙製カップや経木トレー、天然ササの仕切りを使い、素材の味を生かし華やかに仕上げた「エコ弁」シリーズを打ち出した。「海の美しさを残したい」との願いから、弁当名には日本の美しい湾名を付けたという。現在、「エコ弁」シリーズとして、PLAを使った弁当パッケージ商品7種類、プラ製品を使わずPLAの乾燥防止フィルムや紙製カップを使った商品3種類の全10種(900円台〜3,000円台)を展開する。
この取り組みが、フードロスなど地球環境の保全と社会課題の解決に取り組むJ.フロント リテイリンググループの大丸松坂屋百貨店の目に留まり、今回、同ブランドが特別に「エコ弁」シリーズを展開する売り場スペースを確保するに至ったという。
店頭では、鶏めしやアサリなどの炊き込みご飯4種と、牛旨煮、煮物、真丈(しんじょ)などのおかずを詰め合わせた「松島」(1,512円)をはじめ、梅形に仕立てた赤飯(栗添え)に、煮物・焼き物・揚げ物とバランス良く、甘味も添えた「陸奥」(1,404円)、定番の幕の内弁当に焼き鮭を添えた「石狩」(1,188円)、三色のご飯と煮物・焼き物中心のおかずを詰め合わせた「相模」(1,620円)など、「エコ弁」シリーズとして最も多い6種類を展開する。
「神田明神下みやび」を手掛ける雅の竹内美樹専務は「環境問題に意識の高いOLや古くからのお客さまからは支持を頂き、うれしい反響もあるが、全商品、全店には至っていないのが現状。今後は全商品、全店に広げ、エコ弁でも中身の高級感や美しさを強化し、従来の『見て美しく、食べておいしい口福(こうふく)の味』という弊社のモットーに『地球にやさしい』をプラスすることで、より多くのお客さまに選んでいただけるようにしたい」と話す。神田明神下 みやび
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