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催事に登場する北陸グルメ（上段左から：牛たん べこ政宗「厚切り牛たん塩（冷凍）」、リアス海藻店「三陸鮮わかめ」、下段左から：三浦屋「三陸弁当」、かまぼこの鐘崎「笹かまぼこ 大漁旗」）

　松坂屋上野店本館6階催事場で4月3日（水）より、「東北物産展 2019」が開催される。

【画像】「Cafe de Curry Kojika」が提供するイートインメニュー

　東北の原産品を消費することで応援をと、東北復興支援の一環として開く同展。会場には、震災から復活を遂げた地元で人気のカレー専門店をはじめ、仙台発のフォトジェニックスイーツなど、新しい東北の魅力を多彩に取りそろえる。出店店舗数は初登場約20店を含む約50店舗。

　岩手・大船渡で親子三代にわたり続くカレー店の姉妹店として2001年に誕生し、大震災を乗り越え、2015年に営業を再開したカレー専門店「Cafe de Curry Kojika（カフェ デ カリー コジカ）」がイートインとして百貨店初登場。玉ネギをじっくり炒めることで甘みとコクを十分に引き出した「オニオンチャツネ」を使ったルーに、リアス式海岸の海で育った大粒のカキを2個加えた「三陸まるごと牡蠣（かき）カレー」（950円）をはじめ、「三陸まるごと帆立カレー」（1,250円）、岩手のブランド牛を使った「岩手短角ビーフカレー」（1,200円）を提供する。

　震災後、衰退の危機にあった魚食文化を復活させたいと、福島県いわき市小名浜で水揚げされる秋の名物「サンマ」を商品化するために発足した「小名浜さんま郷土料理再生プロジェクト」が同展初登場。同プロジェクトが開発し、商品化第1号として販売している、「水揚げ後24時間以内に加工」にこだわったサンマをすり身にし、みそやネギ、ショウガを加えハンバーグ風に仕上げた、いわき市の郷土料理ポーポー焼き「さんまのポーポー焼き」（3個＝450円）が登場する。

　仙台市域の多彩な地域資源を生かすプロジェクト「都の杜・仙台」から、宮城「パティスリー＆カフェ ミティーク」が同展初登場。旬のフルーツや仙台特産の食材を使った地元で人気の「アートスムージー」（1,296円）を実演販売する。

　1887（明治20）年創業、山形の老舗日本茶専門店、桑名園本店プロデュースの茶寮「茶蔵（さくら）」が同展初登場。茶道で用いられる高級抹茶をたっぷり使った濃厚な味わいの「抹茶ジェラート超プレミアム」（530円）を実演販売する。

　仙台で人気だった牛タン焼きを仙台土産にできるよう加工・販売を始めた宮城「牛たん べこ政宗」が同展初登場し、「厚切り牛たん塩」（冷凍、170グラム＝2,484円）を販売。

　ほかにも、岩手「三浦屋」の海鮮を盛り付けたウニ入りご飯や、岩手「リアス海藻店」の三陸産ワカメ、宮城「かまぼこの鐘崎」の笹（ささ）かまぼこなども登場する。

　会期は同8日（月）まで（最終日は18時閉場）。

「小名浜さんま郷土料理再生プロジェクト」が開発した商品化第1号（関連画像）プロジェクト「都の杜・仙台」から登場する宮城スイーツ（関連画像）「茶蔵」が実演販売する新・東北スイーツ（関連画像）松坂屋上野店