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恵比寿三越B2Fフードガーデン、リフレッシュオープン−106席のフードコート新設

(2019年03月29日)

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恵比寿三越B2Fフードガーデン、リフレッシュオープン−106席のフードコート新設

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フーズフロアで購入した商品を食べるなど自由に利用できる新設「コミュニケーションテーブル」(106席)

 「恵比寿三越」地下2階食品売り場「フードガーデン」が全面改装を終え、3月27日(水)、リフレッシュオープンし、開店の11時前には近隣の居住者などが詰め掛けた。

【画像】VEGETABLE&FRUIT(ベジタブル&フルーツ)コーナー

 「くらしの館」をコンセプトに、都市生活者のライフスタイルを支える店として1994年、恵比寿ガーデンプレイス内に開店した同店。食品売り場は2008年にリモデルを行い、デーリー需要に注力し営業してきた。今回の改装では、これまでのキーワードはそのままに、現代の暮らし方や時代の変化に合わせ、「近隣住民への利便性・専門性」「来街者へのクオリティー・オブ・ライフ」を提供するという。

 開店に先立ち行われた内覧会で、田代直子店長は「誕生から25年が経過し、さまざまな商業施設ができるなど店を取り巻く環境・周辺の市場の変化、おいしいだけでなく健康志向やウェルビーイングの広まりから低糖質、グルテンフリー、アレルギーなどへの意識・関心に伴う食の変化、さらに人口動態により30〜40代の増加からオフィスワーカーや子育て世代などに向け利便性・時短に優れた商品導入など、これまでの品ぞろえを大幅に見直す必要があった」と話した。

 食品売り場のキーワードは「食を通じて暮らしに寄り添う『美食パラダイス』」。フロアは、家で作る商材を集めた「at HOME」、恵比寿で過ごす「at YEBISU」で構成。特に「at YEBISU」では、中央に「幅広い人々にゆっくり過ごしてもらえる」ためのスペースとして、店内で購入したフードやドリンクを楽しめる「コミュニケーションテーブル」(計106席)を新設するほか、その周辺にはイートインを多彩に集積。さまざまな座席を設置し、「充電器シェアリング」も用意する。「地元密着の店舗として、フロアとして、お客さまにとってのキッチン、冷蔵庫として利用いただきたい」と田代店長。新規出店は21店舗。

 「at HOME」では、生鮮三品を中心に、「採れたて、出来たて」を充実させる。生鮮三品を展開する牛・豚・鶏に加え、馬肉も扱う「MEAT&POULTRY(ミート&ポールトリー)」や鮮魚の「SEAFOOD」、青果の「VEGETABLE&FRUIT」ではこれまでのマーケット形式を脱却し、素材に加え、一手間加える半調理品・半加工品、総菜・弁当まで全てを一つの店でそろえる。新規出店は、宮崎ブランドポークを扱う「まるみ豚」、名古屋コーチンを飼育から販売まで行う「鶏三和」、イートインも併設する長崎・平戸の製菓や加工品などを扱う「平戸じげもん館」。

 調味料・ワイン、一部総菜を含む「GROCERY(グローサリー)」ではこれまでのセルフ購入から一変。ナチュラルチーズ専門店「フェルミエ」、製菓・製パンの調理器具や食材を扱う「TOMIZ(富澤商店)」、だしや調味料を扱う「ゑびす 山長」、漬物専門店「まるこし」、オリーブの実専門店「オリーブマーケット」を新たに導入し食の専門性を強化。8店舗それぞれ専門店ならではの販売員(=スタイリスト)を常駐させ、商品の保存や調理などのアドバイス、献立の相談、テーブルシーンの提案などに対応する。健康志向の高まりに合わせ新設する「HEALTHCONSCIOUSFOOD(ヘルスコンシャスフード)」では、自然派食品やグルテンフリー、ローフードを取りそろえる。展開商品のPOPには、商品情報として「グルテンフリー」「低糖質」「ビーガン」などをマークで分かりやすく表記。新規出店する石井食品プロデュースの「ISHII SHOKUHIN 365」では、管理栄養士が料理のアドバイスを行う。

 「at YEBISU(恵比寿で楽しむ)」では、恵比寿周辺の総菜や手土産、イートインなど「恵比寿で過ごす豊かな時間」を提供。イートインには15店舗以上が出店。カスタマイズできるオーダーサラダ「ベジスタンド」、自家農園の野菜を使ったピザやグラスフェッド牛のステーキなどを扱う「アンディカフェデリカ」、新潟県産米を使ったおむすびや魚の弁当を扱う「銀座十石」などが新規出店する。

 同売り場での注目は、新規出店となる米ロサンゼルス発の「うま味」を引き出したハンバーガーを扱う「UMAMI BARGER(ウマミ バーガー)」。昆布やしょうゆ、干しキノコなどを調合して作るオリジナルの「UMAMI ダスト」などの調味料でうま味を出したつなぎを使わないパテなどの具材を、ポルトガル風バンズで挟んだバーガーなど、「フードコート用」メニューをラインアップする。

 「おいしくて体に優しい」グルテンフリースイーツを展開するパティスリー「コンフェクション 西麻布」(現在はポップアップショップとして出店、5月末に百貨店初の常設店を本格オープン)では素材にこだわり、グルテンフリー、低糖質などにこだわった、しっとりフワフワの「クリームシフォンケーキ」をはじめとする、ヘルシースイーツを販売。常設後は、同パティスリープロデュースによる体験型キッチン「YEBISU SWEETS CLUB “by me”(エビススイーツクラブ “バイミー”)」を開設し、パティシエによるスイーツ教室やイベントを行う。

 テーマやコンセプトで選べる日本酒のセレクトショップ「未来日本酒店」(現在はポップアップショップとして出店、4月末に常設店を本格オープン)は、若手の蔵人が手掛ける日本酒や、都内では流通の少ない希少な日本酒などを展開。AIを用いた味覚診断サービスを行い、オノマトペなど感覚的な酒選びも可能だ。

 「Every Day’s Bakery」は、恵比寿をはじめ、都内近郊の人気ベーカリーショップ7店舗が、曜日ごとに入れ替わる新コーナー。月曜=新百合ヶ丘「nichinichi(ニチニチ)」、火曜=代々木「pour-kur(プルクル)」、金曜=中目黒「gentille(ジャンティーユ)」など。話題のアイテムや地域のおいしいもの、季節を感じる味覚を週替わりで紹介する「エビスフードコレクション」もお目見えする。

 恵比寿や目黒、渋谷など、近辺で人気のスイーツを展開する「EBI-MITSU Local Sweets(エビミツローカルスイーツ)」には、フランス発のフロマジェリー&パティスリー「ベイユヴェール」や「バターどら焼き」で親しまれている目黒の和菓子店「玉川屋」などが新規出店。地元の美味を、弁当や総菜で展開する「EBI-MITSU Local Dish(エビミツローカルディッシュ)」には、美容や健康を考慮した食材を使ったメニューを展開する「SUMI-BIO(スミビオ)」が新規出店する。

 同売り場では新サービスとして、日本橋三越本店からの「スイーツお取り寄せ」「お弁当デリバリー」「ケータリング受け付け」も行う。

MEAT&POULTRY(ミート&ポールトリー)コーナー(関連画像)乾物や製菓食材などがそろう「TOMIZ」コーナー(関連画像)新規で出店する新ショップ(関連画像)恵比寿三越

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