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ワイン各種（左から、ジドヴェイ「ミステリウム TR/ SB 2017」、ジョアン・バレンシア「イ・オトロ・タンビエン ボバル 2017」、熊本ワインファーム「菊鹿シャルドネ」）

　伊勢丹新宿店本館6階催物場で2月20日（水）より、世界25カ国以上、約1400種類のワインを集めた「世界を旅するワイン展」が開催される。

【画像】「JULIA」がイートインで提供するワインに合うミニバーガー

　会場ではワインの楽しみ方を、「国別に愉（たの）しむ」「トレンドを愉しむ」「日本を愉しむ」「マリアージュを愉しむ」の4つのカテゴリーで提案。近年注目が集まるジンやテキーラなども特集する。

　「国別に愉しむ」コーナーでは、ワイン産地として有名なフランス、イタリアなどヨーロッパ各国をはじめ、オーストラリアやチリなどのニューワールド、さらにはマケドニアやインドなどあまり知られていない産地のワインまで多彩にラインアップ。

　6000年ものワイン造りの歴史を持つルーマニアの高原地帯トランシルヴァニアにあるワイナリー「ジドヴェイ」が手掛ける「ミステリウム TR/SB 2017」（750ミリリットル＝2,700円）が登場。爽やかで心地良く、豊かな味わいの辛口の白ワインで、クレタ島クノッソス宮殿の迷宮をモチーフにしたエチケットは、ブレンドの複雑さと新しい発見の楽しさを表現しているという。

　「トレンドを愉しむ」では、赤ワインを造るときのように皮や種を果汁と一緒に発酵させて造る白ワインで、現地ジョージアでは「アンバー（琥珀色の）ワイン」とも呼ばれる話題のオレンジワインからクラフトジンまでをラインアップ。ワイナリー「ヴァジアニ・カンパニー」が手掛ける、ナツメグや蜂蜜を想わせる風味に複雑なアロマが特徴だという「マカシヴィリ・ワイン・セラー ヒフヴィ 2016」（同3,456円）などを販売する。

　同コーナーでは、化学肥料を使わず有機栽培したブドウを、自然酵母で発酵させたナチュラルワインも展開。有機農法を指す「ビオロジック」、天体の動きを反映させた「ビオディナミ」、認証機関の認定を受けた「オーガニック」などを取りそろえる。スペイン・バレンシア州・ウテェル・レケーナのワイナリー「ジョアン・バレンシア」が手掛ける「イ・オトロ・タンビエン ボバル 2017」（同2,808円）は、オーナーのジョアン・バレンシアさんがプロデュースする、何も加えず、純粋なブドウのテロワールを表現する「裸のワイン」がコンセプトのナチュラルな赤ワイン。

　国産リカーの新たな魅力を発見できる「日本を愉しむ」コーナーでは、山梨からは年間1樽だけの限定キュベを、大分からはスパークリングの名手が生み出すうま味の一本を、宮崎からは日本の伝統ブドウを使った発泡ロゼを用意するなど、日本各地のワイン生産者を集める。

　熊本からは、「熊本ワインファーム」が手掛ける、山鹿市菊鹿町のブドウを100％使った「菊鹿ワインシリーズ」の「菊鹿シャルドネ」（同2,860円）が登場。異なる収穫年のワインをブレンドすることで果実味とボディー感を持たせた一本だという。

　イートインやワインに合うつまみを展開する「マリアージュを愉しむ」では、フランス「ミレユンヌ・ユイル」の上質なオリーブオイルに漬けた薫製ニシン、白トリュフを入れた蜂蜜のほか、「ASOマイスタールドルフ」の「炭火スモークベーコン」（100グラム＝864円）など各種シャルキュトリーを販売。

　イートインでは、恵比寿にあるモダンアメリカンキュイジーヌの店「JULIA」（移転準備中、6月に外苑前にリフレッシュオープン予定）が、BBQソースでホロホロになるまで煮込んだ豚肉をスモークし、リンゴとともにサンドしたミニバーガー「BBQポークスライダー」（1,080円）を、学芸大学「リ・カーリカ」が、ローストしうま味を引き出した完熟トマトとニンニク、バター、トウガラシを合わせた「完熟ローストトマトのスパゲッティ」（1,512円）を、それぞれ提供する。

　会期は今月25日（月）まで（最終日は18時閉場）。

「ミレユンヌ・ユイル」のワインに合うフード（関連画像）伊勢丹新宿店〜世界を旅するワイン展