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生菓子の、「栗粉餅」（左）と「栗鹿の子」（右）

　現在「新栗（しんぐり）まつり」を開催している「とらや」各店で、今年採れた茨城や九州の新栗を使った秋季限定菓子が販売されている。

【画像】赤坂店リニューアルオープンを記念した限定ようかん

　生菓子を取り扱う店舗では現在、裏ごしした栗と白餡（あん）を混ぜた生地をそぼろにし、求肥（ぎゅうひ）包みの餡につけた生菓子「栗粉餅」と、餡に小麦粉とくず粉を加え、栗の風味を生かし蒸し上げた生菓子「栗蒸羊羹（ようかん）」、蜜漬けした艶やかな栗を用いた生菓子「栗鹿の子（かのこ）」（各584円）を販売。いずれも取り扱いは10月末日まで（御殿場店のみ10月19〜21日の間、「栗粉餅」の販売はなし）。

　全店では9月15日（土）より、栗の風味を生かし蒸し上げ、新栗の豊かな風味と蒸しようかんならではの食感が楽しめる棹（さお）菓子「栗蒸羊羹（ようかん）」（竹皮包＝310グラム×2＝4,752円、中形310グラム＝2,376円）を販売。同18日（火）からは、栗の風味を生かすため、新栗・砂糖・寒天のみで作った練り菓子「栗ごよみ」（324円）を販売する。いずれも取り扱いは11月中旬まで。

　10月1日（月）からは、赤坂店リニューアルオープンを記念し、裏ごしした新栗と白餡を練り上げた、まろやかな栗の風味が楽しめる「小形羊羹 新栗」（1本368円、5本入り＝1,944円）を全店で販売。小形ようかんのパッケージには、リニューアルする赤坂店の設計を担当した建築家、内藤廣さんが描いた栗の絵をデザインし、5個入りのパッケージには内藤さんが描いた新赤坂店のスケッチをデザインする。商品は11月中旬まで販売する予定だが、内藤さんデザインは限定数のため、無くなり次第終了。

　「栗名月」と呼ばれる旧暦9月の十三夜（今年は10月21日）に合わせ、同19日（金）より3日間限定で生菓子「栗名月」（584円）を販売する。裏ごしした栗と白餡を混ぜた生地で御膳餡を包み、茶巾絞りに仕上げた生菓子で、生菓子取扱店のほか、一部店舗で取り扱う。

　そのほか、百貨店では伊勢丹新宿店、そごう横浜店に出店する甘味どころ「虎屋菓寮」では同じく10月1日（月）より、栗餡と栗水ようかん、蜜栗をのせ、和三盆糖蜜を掛けて食べる秋ならではの「栗あんみつ」（1,296円〜1,728円、10月末日まで）を、11月1日（木）からは、栗と白餡を合わせた「栗汁粉」（1,404円〜1,620円、11月末日まで）を提供する。取扱店により内容・価格・展開期間が異なる。

新栗の風味が楽しめる蒸しようかん（関連画像）十三夜に合わせ限定販売する生菓子（関連画像）とらや 新栗まつり