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「くまモン」をかたどり、中にはあんこ、クリーム、チーズ、いもの4種類をそれぞれ忍ばせた「くまモンの人形焼き」（もなりお）

　日本橋高島屋8階催会場で5月23日（水）、九州8県の特産品やご当地グルメを集めた「大九州展」が始まった。これに合わせ、地下1階催会場でも「きびなご一夜干し」「とり天」「麦麹味噌（むぎこうじみそ）」など、九州の美味と各地の焼酎を販売する。

【画像】「三清屋」が販売する、JASオーガニック 放牧黒豚＆放牧薩摩黒豚

　今回の注目は九州各地でそれぞれ独自の進化を遂げた「肉」。牛・豚・鶏・馬を使った商品を中心に展開するほか、すし・スイーツなどもそろえる。出店店舗数は約50店。会場には「くまモン」（同25日）が来場するほか、特設会場では大河ドラマのパネル展も行う。

　目玉の「肉」では、2015年に畜産物（豚）では日本で初めて認定された鹿児島の黒豚直売店「三清屋（さんしんや）」から「JASオーガニック」認定の安心・安全な「放牧黒豚」をはじめ、自然配合飼料やこだわりの農産物を与え、より自然に近い環境で育てられた「放牧薩摩黒豚」が初登場。放牧黒豚の「ロースステーキ」（100グラム＝1,672円）のほか、放牧薩摩黒豚の「ローススライス」（同871円）や「ミルフィーユステーキ」（同651円）を販売する。

　佐賀からは「中山牧場」が育てた、やわらかな肉質ととろけるようなうま味が特徴の佐賀県産黒毛和牛が登場。「佐賀牛サーロインステーキ用」（同2,160円）を販売するほか、希少部位のステーキ肉も限定販売する。23日・24日＝イチボ、トモサンカクを、25日・26日＝カイノミ、ササミ、三角バラを、27日・28日＝ザブトン・ミスジ（いずれも各100グラム＝1,620円、数量限定のため各日1人3枚限り）。

　宮崎からは、赤身と脂肪のバランスが良く、きめ細かな肉質が特徴の宮崎牛が登場。「中村食肉」がロースを中心に、肉そのものの風味を楽しめる「宮崎牛ステーキ弁当」（2,800円）と、日本橋高島屋限定「宮崎牛ヒレステーキ＆焼肉弁当」（2,980円）を実演販売する。霧島連山のおいしい水とサツマイモで育てた桑水流黒豚｢からいもどん｣のみそ漬け商品も販売。

　大分からは、吉野原に伝わる伝統料理で大分県一村一品運動にも指定されている、鶏肉とゴボウ、米を使った「吉野鶏めし」が登場。「吉野鶏めし保存会」が、鶏のうま味とゴボウの風味が染み込んだ「吉野鶏めし」（3個＝464円）と、日本橋高島屋限定「吉野冠地鶏二味弁当」（1,296円）を実演販売する。

　熊本からは、特産品であり郷土食の「馬刺し」が登場。熊本馬刺し・馬肉料理専門店「菅乃屋」の馬刺しは、日本唯一の一貫馬肉生食ラインを保有する工場で生産されているため安心・安全で、「鮮度も高く、おいしい」という。今回はカナダから輸入し、自社牧場で穀物肥育した馬の、大トロ、赤身、フタエゴ、コウネ（タテガミ）の4種を食べ比べできる「カナダ産鮮馬刺しスライス椿」（冷凍・計160グラム＝3,240円）を販売する。

　イートインには、福岡・中州のすし店「中洲 岩正」が登場。対馬産赤ムツ（ノドグロ）やアラ（クエ）、アナゴなどを握った日本橋高島屋限定「どんたく＜特撰にぎり＞」（3,350円）や、サバを使った福岡名物「ごまさば丼」（2,160円）を提供するほか、テークアウト商品として「炙（あぶ）りのどぐろ寿司」（1本3,980円）を販売する。九州のすしでは、ほかにも、伝統の「大村寿し」やサバの棒ずしなどを展開。

　スイーツでは、「天文館むじゃき」のかき氷がイートインに登場するほか、「くまモン」をかたどった人形焼き、大宰府名物「かさの家」の梅ヶ枝餅などが登場する。

　会期は今月29日（火）まで（最終日は18時閉場）。

「中村食肉」が実演販売する日本橋高島屋限定弁当（関連画像）「中洲 岩正」がイートインで提供する日本橋高島屋限定メニュー（関連画像）日本橋高島屋〜大九州展