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新年を祝う鮮やかな紅に、猿の尾を表す黒を配した「干支羊羹 『跳猿（はねざる）』」

　「とらや」が現在、2016年の干支（えと）「申（さる）」と歌会始のお題「人（ひと）」にちなんだ新作和菓子を期間限定で販売している。

【画像】歌会始のお題「人（ひと）」にちなんだようかん

　今回販売する干支にちなんだ新商品は4種類。季節のようかんとして既に販売している「干支羊羹 『跳猿（はねざる）』」（ハーフサイズ＝1,944円、竹皮包1本＝3,888円）は、新年を祝う鮮やかな紅に猿の尾を表す黒を配し、猿が長い尾を巧みに使って木から木へと軽やかに飛び移る姿を表現したもの。「申」が描かれたパッケージで用意する「干支パッケージ 小形羊羹」（各1本260円、5本入り＝1,404円）は、定番の小倉ようかん「夜の梅」、黒砂糖入りようかん「おもかげ」、抹茶入りようかん「新緑」の3種類で展開する。

　12月16日（水）から販売する生菓子では、白餡（あん）入りのようかん製に仕立てた「山に遊ぶ」（1個443円）は山の中で楽しげに遊ぶ、紅（あか）い顔と茶色い毛並みが特徴のニホンザルを表現。白餡と白あめ餡を混ぜた特製白餡入りの桃山製に仕立てた「見ざる 言わざる 聞かざる」（1個389円）は、目・口・耳をふさいだ「三猿（さんえん）」とよばれる3匹の猿が身を寄せ合う姿をかたどった。

　来年初めに宮中で行われる「歌会始」のお題にちなんだ「御題菓子」は2種類。「御題羊羹 『ぬくもりの記憶』」（ハーフサイズ＝1,944円、竹皮包1本＝3,888円）は、寄り添う親子を思わせる2つの丸い紅練りようかんで、ほのぼのとしたひとときを表現した。「十人十色」のごとく人ぞれぞれの考えや感性が異なることから考案された生菓子「心百花（こころひゃっか）」は、白餡入りの求肥（ぎゅうひ）製仕立てで、人の心が花の種類のように数多あるさまを色とりどりのカルメラで表現した。

　ようかんは来年1月中旬まで、全店で販売。生菓子は来年1月15日（金）までで、「山に遊ぶ」「心百花」は生菓子を扱う全店で、「見ざる 言わざる 聞かざる」は東京・京都地区の生菓子を扱う店舗で、それぞれ販売する。

干支の「申」にちなんだ生菓子（関連画像）歌会始のお題「人（ひと）」にちなんだ生菓子（関連画像）とらや