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新シリーズ「かきたねポテト」（左から、赤／サムライソース味、黄／プレーンソルト味、緑／プーティン味）

　米菓メーカーとよすが手掛ける柿の種専門店「かきたねキッチン」が5月27日（水）、フライドポテト味の新シリーズ「かきたねポテト」の販売を全14店舗で開始した。

　同ブランドは2011年、米菓の新業態として大阪に日本初の柿の種専門店を出店。料理からスイーツまで広がるさまざまなフレーバーや食べ方を提案するなどそのユニーな発想が、従来の顧客層には無かった若年層を中心に話題を集め、新規顧客獲得につながり店舗を拡大してきた。

　今回誕生した新シリーズ「かきたねポテト」は、米にポテトを混ぜた生地をノンフライで焼き上げ、世界のポテト料理をヒントにした新フレーバーで味付けしたもの。

　味や食感のさらなる追求を目指す中、ベルギー発のフライドポテト（＝フリット）を皮切りとした多彩なスタイルの新しいポテト料理が、ネットも含め、若い女性の間で流行の兆しになっている点に着目。かねてより「米＋ポテト」のおいしさの可能性を感じていたことから、「スペシャルなポテト料理を柿の種で表現できないか」と商品開発に至ったという。

　「ポテトらしさと米菓のいい部分を引き出すため、ポテトと米の配合バランスに最も苦労したようだ」と振り返る同社広報の豊洲牧子さん。さらに新食感にもこだわり、「これまでの柿の種とは異なり、ザクザクとしたかみ応えと濃厚な味わいが出来上がった」と話す。

　新フレーバーでは、マヨネーズをベースにほんのり辛口に仕上げたベルギー風「サムライソース味」、赤穂の天塩を使ったシンプルな日本らしい「プレーンソルト味」、肉のうま味にチーズを加えたカナダ風「プーティン味」の3種類を展開する。価格は各100グラム入り432円。

　パッケージには女性的心理を考慮し、食べきってしまわず「ほんの少し残せる絶妙な量」の100グラム入りとし、ジップ付きを採用する。カラフルでポップな色調の既存品と異なるブルーを取り入れ、「店頭でも一目で新商品と分かるよう、あえて違和感を演出。素材の良さをシンプルに生かした製法を伝えられるようシックでマニッシュなデザインに仕上げた」と豊洲さん。

　「柿の種はビールのおつまみ的存在だが、ノンフライなのでヘルシーな新シリーズはスペシャルな柿の種として、芳醇（ほうじゅん）なベルギービールと合わせていただくのがおすすめ。特に酸味とピリ辛さが特徴の『サムライソース味』は男性社員からの支持が高かった」といい、6月21日（日）の「父の日」に向け、「かきたねポテト＋ベルギービールでギフトに仕立てプレゼントしてみては」と提案する。

かきたねキッチン