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京名物「衣笠丼」（本家 尾張屋）

　小田急百貨店新宿店は2月18日（水）より、人気催事「京の老舗めぐり」を本館11階催物場で開催する。出店数は約70店（うち食品は約50店）

【画像】「ORENO PAN okumura」が実演販売するサンドイッチ

　京都ならではの老舗の味や伝統の技を楽しめる同催事。今回は地元ならではの「日常の味」を、実演を交えて紹介するほか、イートインでは老舗「本家　尾張屋」のご当地丼や名喫茶「イノダコーヒ」のコーヒーメニューを展開。さらに春食材を使った弁当や桜モチーフの菓子など、ひな人形やみやびな工芸品も含め「京都の春」を取り入れた商品を多数取りそろえる。

　イートイン「京の茶屋」には、1465年創業のそばの老舗「本家 尾張屋」が出店。名前を西大路、金閣寺の近くにある「衣笠山」に由来し、だし汁が染みた油揚げと九条ねぎを卵でとじた、シンプルで優しい味わいの京都名物「衣笠丼」（810円）を提供。手打ちそばの技法で延ばした生地を一文字釜で手焼きした、甘さ控えめの代表銘菓「蕎麦板3種詰合せ」（ごま35枚、ピーナツ・抹茶各15枚入り＝1,080円）を販売する。

　「イノダコーヒ」もイートインに出店し、モカコーヒーをベースにしたヨーロピアンタイプの深いりブレンドで看板商品の「ホットコーヒー（アラビアの真珠）」や、春限定「フレーズトルテ」（各453円）などを提供。「グァテマラ・レッドブルボン」（180グラム入り＝1,296円）を販売する。

　実演販売では、精肉専門店「銀閣寺大西」が手掛ける、牛肉のバラ、モモ、カルビ、それぞれのうま味を引き出すために3種の切り方で仕上げた「焼肉三種盛り弁当」（1,620円）と、1856年創業の老舗「京料理 下鴨茶寮」が手掛ける、彩りよく上品な味わいの「京のみやび弁当」（1,080円）に注目。

　京懐石フレンチ「祇園おくむら」プロデュースのパン店「ORENO PAN okumura」が手掛ける、ビーフカツとフワフワ卵をそれぞれトーストで挟んだ「カツサンド・玉子サンド詰合せ」（1,200円）も実演販売する。

　京スイーツでは、「京菓匠 鶴屋吉信」が桃をかたどった薯蕷（じょうよ）まんじゅう「花薯蕷（桃）」（549円）を販売するほか、ハマグリの貝殻や白磁の皿などに塗って使われた「京紅」をイメージし、もなか種に小倉餡（おぐらあん）、柚子風味のこし餡の2種類を缶詰にした「京べに（京都缶）」（1箱6個分＝1,080円）を販売。

　「京菓子処 吉廼家」の、自家製の白餡と甘酸っぱいミカンを丸ごともっちりした求肥（ぎゅうひ）で包んだ「みかん大福」（259円）のほか、「祇園 京煎堂」のうす焼き煎餅に3種類の餡（小倉つぶ餡、柚子餡、栗餡）を挟み、生地に抹茶や胡麻みそなど四季の野菜をあしらった、しっとりとした煎餅の生菓子「菜宝楽」（7個入り＝1,080円）、「京菓匠 高野屋貞広」の小さなかわいらしい「京の半生菓子お好み詰合せ」（15個入り=1,080円）も登場する。

　ほかにも、「開晴亭」のパイ包みシチュー、「大徳寺 さいき家」のカキとだし巻きの弁当、「京ゆば・湯葉弥」の生湯葉、「マールブランシュ」のホワイトチョコを挟んだ濃茶のラングドシャなどを販売。「出町ふたば」「京菓子司 満月」の銘菓、「グランマーブル」のパンは会期中、時間・個数限定で販売する。

　会期は今月23日（月）まで（最終日は19時閉場）。

「京菓子処 吉廼家」の食べ応えある大福（関連画像）小田急百貨店新宿店