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来年の干支「未」にちなんだ「干支羊羹　のどかひつじ」

　老舗和菓子店「とらや」全80店で現在、来年の干支（えと）「未（ひつじ）」と宮中歌会始のお題にちなんだ新商品を期間限定で販売している。

【画像】宮中歌会始のお題「本」にちなんだ新商品

　新商品「干支羊羹　のどかひつじ」は、家族の安泰と平和の象徴といわれ、毛やミルクをもたらし、暮らしを豊かにする生きものとして大切に育てられたという「羊」にちなみ、2匹の羊が仲良く寄り添い、のどかに新年を迎える様子を表したもの。北海道産小豆の煉（ね）りようかんと、もち米を使った道明寺羹（かん）を組み合わせた。

　「御題羊羹　識（しき）のみち」は、来年初めに宮中で行われる「歌会始」のお題が「本」であることから、先人の知識の結晶である本が書棚に並んでいる様子を表したもの。希少な白小豆を使った白煉りのようかんで、新年らしい華やかな彩りに仕上げた。

　年末年始では今回初めて、ハーフサイズ（1本4〜5切れほど）で用意する。「もっと小さなサイズを」という顧客のニーズに応え、今秋より登場している季節のようかんだけのサイズ。価格は1,944円。ハーフサイズ2本を伝統の竹皮で包み1本に仕立てた「竹皮包羊羹」も用意し、3,888円で販売する。「いずれも一本一本職人の手作りによるもの。年末年始のこの時期だけのようかんを多くの方に味わってほしい」と同社広報担当の奥野容子さん。

　そのほか、「小形羊羹」の「小倉羊羹 夜の梅」「黒砂糖入羊羹 おもかげ」「抹茶入羊羹 新緑」の3種類を、牧場の羊をデザインした干支の限定パッケージで用意した「干支パッケージ小形羊羹」（各1本260円、5本入り＝1,404円）も販売する。1月上旬まで。

　店頭では新商品のハーフサイズのようかん2種類を1つの箱に詰め合わせることができるほか、「小形羊羹」やユズの風味ゆたかな冬限定の煉菓子「柚子（ゆず）ごよみ」との詰め合わせも可能。「さまざまな詰め合わせを用意しているので、お歳暮やちょっとしたお礼、年末年始の帰省土産、迎春菓子にご利用いただければ」とも。

　ハーフサイズのようかんの販売は来年1月中旬まで。

とらや