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「五味・五色・五法」を生かした「松本忠子監修 大和屋三玄おせち 和 三段重」

　日本橋・新宿・横浜高島屋は現在、「2015年 高島屋 おせち料理」の予約受け付けを行っている。

【画像】初登場「薬日本堂」が手掛ける体に「やさしいおせち」

　近年、歳時記や節目となる日を大切にする人が増え、特に年末年始はその傾向が強く表れ、昨年も売り上げが前年比約2％増、販売個数も約1.5％増と好調だった高島屋3店舗。特にオリジナル企画のおせちや有名料亭のおせちが好調だったという。

　今年は、過去最大となる約460種類のおせちを展開。世界遺産に認定されたことから和食にこだわったおせちをはじめ、健康志向に対応したおせち、家族3世代に向けたおせち、個食化に対応したおせちなど多彩なおせちを取りそろえ、鍋セットや一品料理を含めた年越し・迎春料理も用意する。売り上げ目標は前年比2％増。

　「和食」にこだわったおせちでは、日本料理「おせち」の原点に帰り、料理研究家の松本忠子さんが和食の基本として提唱する「五味・五色・五法」の考えを生かし、大阪の料亭「大和屋三玄」が手掛けた「松本忠子監修 大和屋三玄おせち 和」（二段重＝2万7,000円、三段重＝3万7,800円）が登場する。

　和のおせちではそのほか、東京・京都に加え、日本各地の正月の味のおせちも展開。昨年好評だった北海道と東北に注目し「郷土色」を盛り込んだおせちが今回も登場する。さらに今回は京料理・懐石料理の料亭「菊乃井」の店主、村田吉弘さんが和食と酒の相性に着目し、和食と合うシャンパンを販売。仏シャンパーニュ地方「アルロー」で見つけたという「キュヴェ クリザンテム ブリュット」（750ミリリットル＝1万800円）は、清涼でやわらかく、和食の繊細な香りに上品に調和するという。ラベルには店名「KIKUNOI」を初めて明記した。

　健康志向のおせちでは、漢方・漢方薬専門店「薬日本堂」が初めておせちに参加し、健康食材をバランスよく使い、あん肝・フカヒレなど多彩な海鮮と肉を同時に楽しめる鍋料理をセットにした「薬日本堂監修　和漢おせち和洋（鍋付）」（五段重＝16万2,000円、二段重＝5万4,000円）を販売する。今年5月28日（水）に横浜高島屋にオープンした、食料品の自主編集ショップ「高島屋ファーム」で展開するこだわり素材を使った「高島屋ファームおせち 和」（三段重＝3万7,800円、二段重＝2万7,000円）が初登場するほか、朝・昼・晩に分けて食べることができ、合計で約850キロカロリーと抑えられたヘルシーおせちも登場。

　家族三世代に向けたおせちでは、東海道新幹線開業50周年を記念し、東京から新大阪までの各駅にゆかりのある食材や各地の産品を50周年記念の特製重箱に盛り込み、オリジナルの木製ばし「N700系取り箸」と風呂敷を添えた「『夢の超特急』おせち 和・洋三段重」（3万2,400円）を販売。また1984（昭和59）年の連載開始以来、世界中で愛されている鳥山明さんの名作「ドラゴンボール」と高島屋がコラボし、ふたにキャラクターが描かれた重箱に和洋中を盛り込み、特に人気のキャラクターをデザインしたオリジナルカステラを添えた「高島屋 家族三世代おせち 和・洋中・お子様 三段重」（2万7,000円）も販売する。

　ライフスタイルの多様性から個食化に対応したおせちでは、近年最も需要が増えている1人用、または少人数用おせちのバリエーションを昨年よりも9種類増やし、今年は約60種類を展開。一段重を中心に用意するほか、二段重や三段重でもサイズが小さく、価格も1万800円からのおせちを用意するほか、年末年始の来客用おせちとして、1人一段重のおせちも19種類を展開する。

　予約受付期間は12月25日（木）まで（インターネットは12月26日（金）午前10時まで）。

東海道新幹線開業50周年を記念し作られた限定おせち（関連画像）高島屋のおせち料理 2015