デパチカドットコム

写真を拡大

9月4日から登場する、強い弾力が特長の北三陸の天然ワカメ

　東武百貨店池袋本店の地下2階に8月28日（木）、「諸国うまいものコーナー」がオープンする。

　同売り場は、全国各地に眠る、素晴らしい味やこだわりを持ちながらも認知度が低く、世に知られていない地域産品の魅力を生産者自らが伝えるイベントコーナー。「出張ミニ物産」をコンセプトに、週替わりで各地のうまいものを試食・紹介する。売り場の場所は、「福寿園」「うおがし銘茶」などの日本茶売り場と、梅干と漬物の店「天長商店／梅林堂」などの売り場の間。

　東武百貨店ではホームページ内のオンラインショッピングページに3年半前から「おいしいもの発掘便」を開設。「ネットでの物産展」として、各地を巡り出会った人や味に焦点を当て、こだわりの味や産品を紹介しているが、同売り場はこのページのリアルショップも兼ねているという。「ネットだと、どのようにこだわって作られているのかある程度知識として得られるものの、味は分からない。同売り場では味見できるほか、生産者とのコミュニケーションも可能」という同店広報担当の斎藤英樹さん。一部の商品は店頭に加え、「おいしいもの発掘便」ページでも取扱う。

　売り場スペースは約4平方メートルと小さいが、「小規模生産ながら情熱を傾け真摯（しんし）に生産・製造された、こだわりの詰まった魅力的な商品に光を当てるお手伝いができれば」と話す。

　オープン第1弾は、青森県下北半島の西側に位置する「佐井村」の海産物に焦点を当てる。日本海と太平洋の魚が行き交う日本有数の漁場、津軽海峡で漁を行う「佐井村漁業協同組合」が今回紹介するのは、「神経〆」という魚を熟成させる処理方法を行った地魚。この「神経〆」で数日経過するとうま味成分が増し、魚の味がよりおいしくなるという。

　会期中、タイやヒラメを用意。活〆神経抜きした魚と一般的な新鮮な魚の食べ比べができる。売り場には、佐井村のゆるキャラ「雲丹（うんたん）」が来場（各日11時、14時、16時）し、場を盛り上げるほか、購入客への特典も用意。出店期間は9月3日（水）まで。

　以後、岩手県九戸郡洋野町「ひろの屋（北三陸の海男児）」の天然ワカメ（同4日〜10日）、沖縄県うるま市「たみくさ」うるまジェラート（同11日〜17日）、長野県長野市「信州鬼無里いろは堂」おやき（同18日〜24日）、香川県高松市「まるざ古代餅」餅・米・煎餅（同25日〜10月1日）が出店を控える。

東武百貨店池袋本店