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桜びより（笹屋伊織）

　日本橋高島屋は3月12日（水）より、京和菓子の老舗の銘菓をそろえた「〜京菓子老舗の集い〜真味会 京の銘菓展」を8階催会場で始まった。

【画像】春らしい干菓子を詰め合わせた「亀屋良長」の高島屋オリジナル商品

　東は「東京むらさき会」、西は「京都くれない会」に所属する37店が一堂に集結し、手間暇を掛けたこだわりの品々を展開する「東西名匠老舗の会」と同時開催する同展。真味会とは1967（昭和42）年、京都高島屋和菓子売り場の発展を目指し結成された京和菓子の会で、現在は18社の老舗が会に参加し、高島屋と共同でさまざまな企画を行っている。

　今回、会場には18社が参加。普段は京都のみで販売されている和菓子をはじめ、日本橋高島屋オリジナルの和菓子を取りそろえ紹介する。

　日本橋高島屋オリジナル和菓子として登場するのは、「鶴屋吉信」のきんとん製「御所桜」と、練りきりの「花のうた」（各441円、各日限定20点）のほか、「笹屋伊織」の桜風味のようかんを挟んだ棹（さお）菓子「桜びより」（1棹840円、各日限定30点）、「二條若狭屋」のモチーフの桜花を錦玉羹（きんぎょくかん）に閉じ込めた棹菓子「春の宴」（1棹1,260円、各日限定30点）。

　「長久堂」の桜花や金平糖（こんぺいとう）など春らしい彩りの干菓子を詰め合わせた「桜だより」（1箱2,100円、各日限定20点）や、「亀屋清永」の桜の花びらを散らしたような丸形の錦玉羹「祇園町」（1個1,050円、各日限定20点）は高島屋オリジナル和菓子として登場する。

　ほかにも、「塩芳軒」の本店限定の焼きまんじゅう「聚楽」（158円、各日限定100点）、阿闍梨餅（あじゃりもち）で有名な「満月」の本店で土日のみ販売される、中秋の名月を思わせる白小豆餡のまんじゅう｢満月｣（3個入＝788円、同14日〜16日の3日間のみ販売、各日限定50点）が関東の高島屋に7年ぶりに登場。「亀屋良長」の三色団子や桜、土筆（つくし）、チョウチョなど愛らしいモチーフの干菓子を詰め合わせた「春の舞」（1箱840円、各日限定20点）をはじめ、「千本玉壽軒」「総本家駿河屋」「亀屋良永」「大黒屋鎌餅本舗」なども、それぞれ代表銘菓を販売する。

　会期は今月17日（月）まで（最終日は18時閉場）。

日本橋高島屋