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三越、4月にショッピングバッグを一新−人間国宝・森口邦彦さんデザイン「実り」
(2014年02月28日)
三越伊勢丹ホールディングスは2月27日(木)、日本初の「デパートメントストア宣言」から110年を迎える今年を機に三越のショッピングバッグを一新し、4月1日(火)より新デザインに切り替えると発表した。
【画像】新ショッピングバッグ「実り」のサイズ別バリエーション
これまで使っていた白地に赤・青・紺を配したデザインのバッグ「三色」は1957(昭和32)年に採用されたもので、中央部分にはかつて三越社員だった漫画家の故やなせたかしさんが書いた「mitsukoshi」の文字があしらわれている。バッグのデザイン変更は57年ぶり。
新ショッピングバッグは、呉服店という原点に基づき、「越後屋」と同じころに誕生した友禅の表現を用いた。三越にとっては「常に自由を希求し、革新を繰り返すことで伝統をつくり上げてきた姿勢を、これからも示していくシンボルになる」という。
デザインを手掛けたのは、友禅作家で、親子二代にわたって重要無形文化財(人間国宝)である森口邦彦さん。パリでグラフィックデザインを学び、既成の概念を超えた斬新なデザインを生み出し続けてきた。
新たなデザインは、日本伝統工芸展60回展に出品した友禅訪問着で、たわわに実るリンゴが幾何学文様で表現された「白地位相割付文 『実り』」をベースに、バッグの立体的な構造を考慮した上で制作。「日本の伝統文化の『未来のシンボル』として 多くの人たちに、そして日本に来てくださる外国の人たちにも喜んで持って帰ってもらいたい」とコメントを寄せる。
洋画家、猪熊弦一郎により1950(昭和25)年に生み出された、海岸に転がっていた石をモチーフにした包装紙「華ひらく」は今後も使用。「華ひらく」で包んで「実り」に入れる――「時代・世代を超え、お客さまと共に繁栄し続けていくことを願っている」(三越)。
三越伊勢丹ホールディングス三越
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