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缶詰フェスの商品ラインナップ（一部）

　小田急百貨店新宿店のハルク地下2階ハルクフードで2月5日（水）、「〜缶詰の魅力再発見！〜缶詰フェスティバル」が初めて開催された。

【画像】日本のご当地高級食材を使った缶詰

　缶詰といえば、長期の日持ちや手軽さなどの利便性から「保存食」、緊急時の「非常食」のイメージが強い食品。しかし近年ではその内容やバリエーションが多彩になり、缶詰専門の飲食店や専門家まで登場し、そのままご飯のおかずとして、酒のつまみとして、または食材として、食卓での人気が高まりつつあるという。

　今回のイベントでは、日本各地をはじめ世界各国から約200種類の缶詰を集めた。長期保存食はもちろん、こだわり食材を使ったご当地缶詰、変わり種缶詰など、バラエティー豊富に取りそろえる。価格は1個84円〜5,000円。

　日本各地のご当地高級缶詰では、「ノザキ」の山形県産牛肉をのみ使い粗ほぐしで手詰めすることにより牛肉のうま味と食感をより引き出した高級コンビーフ「山形県産牛コンビーフ」（890円）をはじめ、「ホテイフーズ」の「瀬戸内の花藻塩」を使い、炭火で焼き上げた「名古屋コーチンやきとり（473円）、「うに屋」の礼文島船泊産完熟エゾバフンウニと塩のみの無添加製法による「宝うに缶詰 エゾバフンウニ」（3,045円）などを販売する。

　世界から集めたグルメ缶詰では、スペインの「マテ貝のシーソルト」（630円）やフランス「1種類のレバームース ソロ」（500円）、ポルトガル「唐辛子入り小イワシのオリーブオイル漬け」（483円）などを販売。

　売り場には、家庭でなじみ深いメニューの缶詰も登場する。世界約300種類の缶詰をそろえる缶詰バー「mr.kanso」を運営する「クリーン・ブラザーズ」が販売するのは、京都の老舗「吉田喜」とコラボし、ふっくらと焼き上げ、京風だしにつけた「だし巻きたまご」（550円）と、たこ焼きをとろみの強いソースにつけ込んだ形崩れのない「たこやき缶」（550円）。「finesko」も北海道産ジャガイモをベースにニンジン、タマネギのシンプルで酸味を利かせたイージーオープン缶「ポテトサラダ缶」（263円）を販売する。

　意外性が詰まった変わり種缶詰には、「北都」の北海道の「海のギャング」と呼ばれるトドをショウガと一緒に煮込んだ「トド大和煮」（735円）や、「花九曜印」の蜂の子をしょうゆと砂糖のみで、甘辛の独特な風味に仕上げた「蜂の子 甘露煮」（1,208円）などを販売。ユニークな「大阪におい缶 天保山思い出の香り」（525円）も登場し、中にはミント系の清涼感あふれる香りが詰まっているという。

　「4月に迫った消費増税を前に、買いだめに向く長期保存食に注目が集まる時期だからこそ、保存食の代表ともいえる缶詰の新たな魅力に触れていただきければ」と同店広報担当者。

　会期は同11日（火・祝）まで。

意外性が詰まった変わり種缶詰（関連画像）小田急百貨店新宿店