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ベルギーのショコラブランド「チョコフィーノ」のキュートな「チョコブック」

　プランタン銀座が恒例のオンラインアンケートで今年の「バレンタインデーに関する女性の意識調査」を実施し、その結果を発表した。

　同店メールマガジン女性会員を対象とした今回の調査期間は昨年12月17日（火）〜20日（金）の4日間。有効回答数は359人。年齢は17歳〜72歳で、平均年齢は37.6歳。独身54％、既婚は46％。子ども有りは23％。

　同店では今回の調査結果で、まず本命チョコ、義理チョコ、自分チョコへの予算の変化に注目した。本命チョコ＝3,173円（前年より324円減）、義理チョコ＝1,114円（168円減）といずれも予算は減る一方で、自分チョコの予算は前回より289円増え3,183円に。併せて、義理チョコの準備予定数が前回の10．4個から8個に減っていることから「義理チョコの数を減らすことで自分チョコへの予算に回しているのでは」と予想する。

　「チョコ選びのポイント」では、今回「おいしさ」「好み」「高級」「気持ちが伝わる」に続き、「有名ブランド」が本命チョコにランクインした。この回答がベスト5入りしたのは、2009年にこの設問を聞き始めて以来初めてのことで、「選ぶなら高価格帯の有名ショコラティエからという高級志向へと消費マインドの変化の兆しが見られる」とまとめている。

　予算の減少や、選ぶポイントの変化は多少あるものの、全体としての変化はあまり見られない「本命チョコ」に比べ、数を減らす傾向にあるという結果となった「義理チョコ」。贈る相手の順位は1位＝「男性上司」、2位＝「父親」、3位＝「男性同僚」と変わらないものの、その割合は「父親」以外は減少傾向に。代わって圏外から5位へと急浮上したのが「女友達」。義理チョコ準備予定数は1人平均8個という結果だったが、女友達向けのチョコ準備数は半数を上回っている。

　義理チョコの多様化・細分化傾向の中、この女友達向け「友チョコ」の割合は順位を上げ、「感謝チョコ」「ありがとう・サンキューチョコ」を抑え今回初めて1位に。「女性同士で贈り合うための『友チョコ』『女子チョコ』が定着し、このマーケットは例年以上に盛り上がるのでは」と見ている。

　今回「自分チョコ」について本命チョコよりも予算が上回った結果になったのは、設問に「自分チョコ」についての項目を登場させた2004年の調査に続き10年ぶり2度目。「予算を増額する」と回答した人も、本命チョコ（9％）、義理チョコ（7％）に比べ、16％と高い。選ぶ際のポイントでも「高級」の回答が前回よりも9％増えていることを考えると、「景気回復の波を感じ始めた20代、30代の女性たちが『自分へのご褒美』として高価格のチョコレートを購入したいと思っているのでは」から、今年のバレンタイン会場は「例年よりも奮発し、自分のために熱心にチョコレートを選ぶ女性の姿が多く見受けられるかもしれない」と同社では考察している。

　今回の意識調査では、初めて「購入したチョコレートをSNSやブログに紹介するか」を質問項目に加えた。フェイスブック、ツイッター、LINE、ブログ、そのほかのSNSと「紹介する」と回答したのは全体の56％に上った。「バレンタインは女性にとって情報発信に好適なイベントで、多くの人とシェアして交流を楽しみたいという女性の積極的な姿勢が見える」と締めくくり、バレンタインを純粋にチョコレートイベントとして楽しんでいる様子がうかがえる。

　同店では1月22日（水）より、本館地下2階フーズフロアと1階「アンジェリーナ」ショップで「バレンタイン ショコラ マルシェ」を開催。2月1日（土）からは本館5階で「ブティック ドゥ ショコラ」を、本館1階インフォメーション前の特設スペースでもバレンタインチョコレートを販売する。最大時には、日本初上陸ブランドや同店開店30周年を記念した限定品など、国内外67ショップから約650種類のチョコレートがそろう。

プランタン銀座