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世界初、キットカット専門店「キットカット ショコラトリー」（売り場横にはキットカットの復刻版を展示）

　1935年にイギリスで誕生したチョコレート菓子「キットカット」の世界初となるキットカット専門店「キットカット ショコラトリー」が1月17日（金）、西武池袋本店の西武食品館地下1階スイーツ＆ギフト売り場にオープンした。

【画像】1時間40分で完売した西武池袋本店限定「キットカット サブリム ビター」

　出店場所は、おかず市場に近いスイーツ＆ギフト口すぐの場所で、洋菓子店「ジョトォ」に隣接。店舗面積は約50平方メートル。

　オープン初日は開店前から来店客が並び、西武池袋限定商品は予定していた300個を500個に増やし対応したが、午前中には完売したという。

　同店で展開するのは、長年キットカットの味の開発に携わり、同店地下1階にも店舗を持つ「ル パティシエ タカギ」オーナーシェフの高木康政さんが監修する「四季折々のこだわりや特別感をプラスした、世界でここだけでしか味わえない大人のキットカット」。

　近年、百貨店の和洋菓子売り場では高級和洋菓子だけでなく、デーリーに利用できる「おやつ」への需要が高まり顧客ニーズが多様化、細分化されている。そうした中、大手食品メーカーは長く愛されてきた「スナック菓子」に「高級・プレミア」という希少価値を加え、ブランドが並ぶ和洋菓子売り場に進出している。

　「池袋周辺は以前より若い人が増えている」と西武池袋本店広報の熊谷栄さん。「キットカット」という知名度の高い商品を、百貨店向けの特別商品として打ち出すことで顧客層を広げたい百貨店側と、新しい販売チャネルを開拓したいというネスレ側とのメリットが一致し実現したという。

　初日の午前中に完売した同店限定「キットカット　サブリム　ビター」（1本315円）は、クーベルチュールビターを使い手作業で仕上げた「上質な」口溶け、酸味と苦みのコントラストが特徴。西武・そごう限定「キットカットショコラトリー スペシャル サクラグリーンティー」（4枚420円）はウエハースの層間のクリームに桜葉エキスパウダー練り込み、抹茶ペーストを練り込んだホワイトチョコレートでコーティングした。同じく西武・そごう限定「キットカットショコラトリー スペシャル チリ」（同）はウエハースの層間のクリームに唐辛子を練り込んだ、辛味と甘味のコンビネーションが特徴だ。

　日本ではその名称が「きっと勝つ」に似ていることから、受験生のお守り・応援アイテムとして人気が高いことを受け、今後はちょっとした気持ちを添えて贈ることができるようなパッケージも用意する。今回は「キット、サクラサクよ」のメッセージが入った受験生応援バージョン「キットカット応援バージョン」（3枚入り336円）を販売。来店客の中には、大学入試センター試験（同18日、19日）の前日ということもあり、応援ギフトとして商品を求める姿も見受けられたという。今後、「お祝いから簡単なメッセージまで言葉を託せる『プチコミュニケーションギフト』としての需要も促していきたい」と熊谷さん。

　店頭ではオープンを記念として同23日（木）まで、4,200円以上の購入客（各日先着100人）に東北地方限定の「キットカット ずんだ風味」などの「ご当地キットカット」（1箱12枚入り）を進呈する（無くなり次第終了）。

春を感じさせる桜葉の香りの西武・そごう限定品（関連画像）辛味と甘味の西武・そごう限定品（関連画像）西武池袋本店ネスレ