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日本橋三越本店で「大創業祭」−伝統×革新の新・和菓子9種
(2013年10月21日)
日本橋三越本店は10月23日(水)より、「三越340周年 大創業祭」を全館挙げて行い、特別企画による限定食品を本館地下1階食品売り場で展開する。
【画像】三重県亀山市の老舗「深川屋」の銘菓「関の戸」をあんぱんに仕立てた新・和菓子
1673年に創業し、以来長い歴史と伝統の中「革新を積み重ねてきた」という同店が目指すのは、「次世代に向けた『楽しい百貨店』であり、『20年後も新しいと思えるもの』」と話す三越本店営業計画担当の石崎文則マネジャー。「伝統を超え未来へ向かう、ニッポンの食の想像力」を食品のテーマとし、次世代の若手店主らが開発した新作和菓子や和菓子を学ぶ留学生による新作和菓子、パリやドイツの星付きレストランでも提供しているという岐阜の地酒、「ジョアン」「ヨックモック」の同祭限定商品、日本橋の老舗によるコラボ企画品が登場する。
注目は、記念企画の和菓子。老舗菓子舗を担う若手店主ら9人が集結し、「本和菓衆(ほんわかしゅう)」の会を発足。未来の和菓子を考え「伝統×革新」で開発した新作和菓子が同階銀座線口特設スペースに登場する。
岐阜「田中屋せんべい総本家」は「御菓子槌谷」とコラボし、コーヒーや抹茶、イチゴの軽い煎餅で牛乳ようかんをサンド、「オレたちの」の意味と、牛乳との「オ・レ」を掛け合わせた「サンド・オレンタラーノ」(3個入り=525円)を、「御菓子槌谷」はコーヒー味とミルク味のようかんを流し合わせた一口サイズの「羊羹オ・レ」(630円)を販売する。
名古屋「きよめ餅総本家」はミルクティーやカフェ・オ・レ、ほうじ茶、ココア、抹茶風味の餅と餡(あん)を組み合わせた「味わいきよめ」(5個入り=788円)を、島根「彩雲堂」は刻みリンゴの特製餡を2種類のしぐれ生地(シナモン風味・バニラ風味)で包んだ「しぐれアラモード」(2個入り=420円)を販売。
山形「乃し梅本舗 佐藤屋」はレモンやライム、イチゴなどの果実と酒を合わせた干し琥珀(こはく)「十徳」(1,050円)を、愛知「美濃忠」は青リンゴや桃、カシス、ソーダ、かんきつ類を寒氷(寒天を使った半生菓子)に仕上げた「フルーツ寒氷」(525円)を販売。
三重「深川屋」は銘菓「関の戸」をあんぱんに仕立て、求肥(ぎゅうひ)のモチモチ感にこだわった「関の戸あんぱん」(210円)を、京都「井筒八ツ橋本舗」は生八ツ橋で蜜りんごを包んだ「夕子」、本田味噌本店とコラボの「白みそあん」、月桂冠とコラボの「鳳麟菓」(各315円)を、三重「平治煎餅本店」はゴマ、抹茶風味の平治煎餅に餡を挟んだ「味あわせ」(630円)を、それぞれ販売する。
同30日(水)より、東京製菓学校で和菓子を学ぶ留学生3人による、自国の食文化と和菓子を融合させた新作和菓子も、同じく銀座線口特設スペースに登場。フランス人留学生、シャルロット・カスパーさんは、餡入りの羽二重もちとサブレの食感が楽しい「ダイフク・ア・ラ・フランセーズ」(420円)を、台湾人の荘惟舜さんは緑豆フィリングなどを空洞状の生地に入れた「蛋巻(エッグロール)」(6本入り=525円)を、韓国人のカン・ハナさんは自国の伝統菓子を和菓子にアレンジした「ファジョン(花もち)」(263円)を販売する。
日本酒コーナーには、世界24カ国に日本酒を販売しているという岐阜の老舗「中島醸造」が初登場。「食事とともに楽しめる酒」をコンセプトに、うま味があり、軽く、後引く味わいが楽しめるという銘柄酒「小左衛門」の中でも中心的商品の「特別純米 信濃美山錦」(4合瓶=1,250円)を販売する。今月30日(水)より1週間は試飲も行う。
期間は11月5日(火)まで。
東京製菓学校の3人の留学生による“未来の和菓子”(関連画像)岐阜県瑞浪市の老舗「中島醸造」が手掛ける「食事とともに楽しめる酒」(関連画像)日本橋三越本店
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