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2013年秋冬のコラボシリーズ〜（奥左より）願いを聞くストーブ、野を駆ける白馬ト、（手前左より）王様のかんむり、ガチョウといっしょ、お姫さまの結婚式

　「ユーハイム・ディー・マイスター」は10月1日（火）、シーズンごとに展開する「コラボレーションケーキ」の秋冬新作の販売を全24店舗で始めた。

　ドイツのデザイナー集団、ペーター・シュミット・グループとユーハイムのケーキ職人らによる恒例のコラボレーションケーキシリーズ。32回目となる今回は、グリム兄弟の童話「ガチョウ番のお姫さま」がテーマ。今回の童話はヨーロッパでは有名な童話で、「読書の秋」にケーキと一緒に物語を読む、「物＋こと」を提案するという。

　新作ケーキは5種類。「野を駆ける白馬」（504円）は、草原をイメージした抹茶スポンジ生地にホワイトチョコレートムースを合わせ、アクセントにイチゴゼリーを忍ばせた。「ガチョウといっしょ」（525円）はアプリコットゼリーをホワイトチョコレートムースで包み、マカロンの羽をデコレーションする。「王様のかんむり」（525円）は、オレンジゼリーを忍ばせたチーズムースに、イチゴクリームと王冠をのせた。「願いを聞くストーブ」（504円）はマロンムース入りチョコレートムースをロール生地で囲み、バウムクーヘンを煙突に見立て、カボチャクリームで炎を表現。「お姫さまの結婚式」（525円）は、ラズベリームースの中にバニラムースやココアスポンジを忍ばせ、結婚指輪のチョコレートの前にお姫様と王子様をイメージしたフルーツをデコレーションする。

　デザインの方向性を探る際、物語のシーンを象徴するモチーフ選びが大変だったという。特に「お姫さまの結婚式」では「『結婚式』が抽象的で難しかった」と同社企画室の石附和音さん。

　味の構成では、「秋冬のケーキということで食べた後も風味の余韻を感じられるような、印象深い構成に仕上げた」といい、「秋冬素材を使ったケーキ、甘酸っぱい仕上がりのケーキなど、各モチーフのイメージを生かした味を表現するなど、5つの味のバランスにもこだわった」と話す。

　販売期間は来年2014年1月下旬までを予定。

ユーハイム・ディー・マイスター