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知床鮨と大妻女子大学による「?バジル香るイタリアン海鮮丼?」

　「女性が罪悪感無く手軽にガッツリ食べられるようなかわいい丼を」――東武百貨店池袋店は9月19日（木）より、栄養学を学ぶ女子大生と連携した女性向け丼「TOBUの女子DON（丼）」の期間限定販売を地下食品売り場で開始した。

【画像】すき焼きの名店と女子大生の共同開発による洋風女子DON（丼）

　同店ではこれまでにもレストラン街を対象に、出店店舗と栄養学を学ぶ女子大学生とが商品開発に取り組み、メニューを開発。出店側にとってはメニューの活性化が得られ、学生側は専門知識を講義だけではなくリアルに体験できると好評で、初企画の2005年以来22回実施している。ここ数年は「学生らのSNSを活用した情報発信から、若年層へのアピールにも期待できる」（同店広報）という。食品売り場で産学連携の商品開発を行うのは今回が初めて。

　今企画で連携したのは、地下食品売り場11店と5つの大学（大妻女子大学、女子栄養大学短期大学部、東京家政大学、目白大学短期大学部、和洋女子大学）で栄養学を学ぶ女子大生約80人。

　働く女性の増加やライフスタイルの変化により、手間をかけずに食べることができる総菜・弁当需要の高まりから、「お手軽メニュー」の一つである「丼」に着目。女性でも手に取りやすいよう「見た目カワイイ」「バランスバッチリ。ボリュームしっかり」「500キロカロリー以下」のコンセプトに基づき開発。17種類のヘルシーで斬新な「女子DON（丼）」を誕生させた。

　商品は、「知床鮨」と大妻女子大学による、バジルソースを混ぜた緑の酢飯に、バラ形に盛り付けたサーモンとイクラ、タコ、カニをのせた「?バジル香るイタリアン海鮮丼?」（840円、443キロカロリー）。「浅草今半」と東京家政大学による、糸コンニャクを混ぜたご飯に、ゴボウと、秘伝の割り下で煮込んだトマトすき焼きをのせ、粉チーズをトッピングした「トマトdeすきやきDon！」（945円、474キロ）。「アントニオズデリ」と女子栄養大学短期大学部による、カラフルな前菜と魚介のトマト風味リゾットのセット「漁師風リゾットと秋のイタリア丼」（945円、497キロ）。「魚の北辰」と目白大学短期大学部による、キュウリとゴマ入り酢飯に、マグロのづけとクレソンをのせた「まぐろのづけ丼クレソン風味」（598円、371キロ、同19日〜25日の販売）。「銀座ハゲ天」と和洋女子大学による、ニンニクの芽入りご飯に白身魚でアボカドをサンドした天ぷらをのせた「まるでペペロンチーノDON」（551円、491キロ、同26日〜10月2日の販売）など。

　同店食品部プランナーの内田幸子さんは「レストラン街の取り組みが、お客さまやレストランシェフに年々好評を得ている様子から、デパ地下でも実施したいと思っていた。今回初めての取り組みだったが、学生の発想は本当に豊かで、われわれでは決して思いつかないメニューが出来上がり、各ショップの良さを引き出せた。メニュー完成までにはショップの特徴を消すことなく、味を落とさずなど理想と現実のバランスをとることに苦労したが、学生側とショップ側の頑張りでこれまでに見たことのない、こん身の商品が出来上がった。食欲の秋、女性の皆さまにDONDON食べていただきたい」と意気込む。

　販売期間は10月2日（水）まで。

前菜とメインがセットになった女子DON（丼）（関連画像）東武百貨店池袋店−東武女子DON（丼）プロジェクト