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愛媛甘とろ豚（画像右角は専用ラベル）

　阪急阪神百貨店の限定店で7月10日（水）・11日（木）の2日間、愛媛県のブランド豚「愛媛甘とろ豚」の取り扱い1周年を記念したフェアが食品売り場の各食肉販売ブースで開催される。限定店は千里阪急、川西阪急、宝塚阪急、堺北花田阪急、西宮阪急の5店舗

　「愛媛甘とろ豚」は、国内に数百頭ほどしかいないという「中ヨークシャー種」を改良した県独自のブランド豚。愛媛県産裸麦を配合した専用飼料で育った肉は程よくサシが入り、肉質はジューシーで柔らかな赤身、脂身は白く柔らかな口溶けで臭みが無いのが特徴。一般豚に比べてオレイン酸が豊富に含まれるなどヘルシーだという。愛媛県では徹底した飼育環境の下、2009年より県を挙げて生産に取り組み、これに賛同した阪急阪神百貨店が5店舗限定で昨年5月より販売を始めた。

　「36度の口溶け、純白の脂身がおいしい」のキャッチフレーズ通り、脂の融点が通常の豚肉より低いため「肉質が柔らかく、脂の甘みがあり、脂のとろける感じがおいしいとお客さまから好評」という「愛媛甘とろ豚」。「全国にブランド豚があふれている中で、『甘とろ豚』（中ヨーク交雑）の生産性ではなく、おいしさを求めた品種的特長は今後もお客さまの共感を得られるのでは」と阪急阪神百貨店フード商品統括部の千賀啓司さん。これからの季節なら、冷しゃぶやしょうが焼き、焼き肉などに適しているが、「肉・脂の味がしっかりあるので、塩コショウで焼くだけのシンプルな調理が最適」とも。

　現在、食肉販売ブースでは専用ラベルを添付し、「ロース」（100グラム＝約450円）、「ヒレ」（100グラム＝約550円）を販売するほか、不定番ながら「こま」（100グラム＝約280円）も販売する。日配コーナーでは関連商品として同豚肉を使ったソーセージも取り扱う。

　フェア期間中、試食も行う。「愛媛甘とろ豚」購入客には、同県宇和島市の「ラスク工房Leila（リラ）」が手掛けた、県産果汁など素材にこだわり、豚の鼻の形に似た「かんきつ王国だからできる3種類（いーよかん、ブラッドオレンジ、美生柑）のラスク」を各店100人に進呈する。

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