日本橋三越本店に新感覚「環（WA）」菓子−「和菓子の日」に向け登場

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日本橋三越本店に新感覚「環（WA）」菓子−「和菓子の日」に向け登場

（2013年06月13日）

ドーナツを思わせる日本橋三越本店限定「“わ”」（菓匠花見）

　日本橋三越本店の本館地下1階和菓子売り場で現在、6月16日の「和菓子の日」に向けオリジナル菓子や季節の風物詩を楽しむ菓子が販売されている。

【画像】「環（WA）」をテーマに開発した、日本橋三越本店限定和菓子

　「和菓子の日」は1979（昭和54）年、全国和菓子協会が制定した。848（嘉祥元）年のこの日、仁明天皇が16個の菓子や餅を神前に供えて疾病よけと健康招福を祈ったとされる「嘉祥（かじょう）菓子」の故事に由来する。この日に和菓子を16種類食べるといいと言われていたが、いつからか7種類になったという。

　同店ではこれにちなみ、「神秘的で不思議な力がある」といわれている「環」に着目。オリジナル菓子の開発には和菓子売り場から2店が参加した。

　埼玉の菓子舗「菓匠花見」が販売するのは、餡（あん）を糸状に仕上げてミルクでコーティングした、ドーナツを思わせる新感覚和菓子「“わ”」（1個525円）。足立区を中心に和菓子を展開する喜田家の新しい和菓子ブランド「KITAYA六人衆」が販売するのは、かのこ豆やとら豆、うぐいす豆、白手亡豆（しろてぼうまめ）、大納言小豆などを練り込んだ「羊羹『和』」（1個630円）。「どちらも日本橋限定で直径10センチほどの和菓子だが、ケーキのように切り分けて食べるのも面白い」と三越本店和菓子マネージャーの松永朗さん。

　風物詩を楽しむ和菓子には、島根「三英堂」のあじさいの花をイメージし琥珀（こはく）かんで仕上げた生菓子「紫陽花」（3個入り＝735円）や、愛知「青柳総本家」の「無事カエル」「福カエル」と縁起のいい語呂に合わせてカエルをモチーフにした「カエルまんじゅう」（3個入＝263円）なども登場する。

　「和菓子売り場には多彩な和菓子がそろっているので、無病息災を願い7種類用意して楽しんでいただきたい」。

　販売期間は、「和菓子の日」当日の今月16日（日）まで。

日本橋三越本店