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2013年夏のコラボシリーズ〜（奥左より）お花を摘んで、お見舞いのバスケット、（手前左より）森の小鳥、赤いずきんの女の子、おなかをすかせたオオカミ

　ドイツのデザイナー集団とユーハイムのケーキ職人たちによる共同企画「コラボレーションケーキ」を展開する「ユーハイム・ディー・マイスター」が6月1日（土）、31回目となる夏の新作の販売を全国23店舗で開始した。

　今回のシリーズテーマはグリム童話「赤いずきんの女の子」。「若いファミリー層へのアピールを意識しつつも、幅広い世代で楽しんでいただきたい」と前回同様、「日本でも人気が高くポピュラーな物語を選んだ」とユーハイム広報担当の石井亜矢子さん。

　新作は5種類。夏のケーキらしく「鮮やかな色を打ち出し、フルーツの多様性を用いて酸味や甘み、食感を表現した」といい、「ムースやゼリー仕立てなど軽い仕上がりを重視し、さわやかでスッキリとした後味に仕上げた」。ドイツからのデザインを考慮しつつも、「かわいらしい」「（目鼻といった）顔が付いている」など日本風にアレンジし、「見た目の楽しさ」も盛り込む。

　内容は、イチゴとラズベリーの甘酸っぱいムースにピスタチオムースを組み合わせ、かわいらしく仕上げた「赤いずきんの女の子」（525円）。ライム風味の爽やかなチーズタルトにブドウ酒形チョコレートとさまざまなフルーツをデコレーションした「お見舞いのバスケット」（525円）。アプリコットムースの中にアーモンドミルクムースやアプリコットゼリーを閉じ込めた「森の小鳥」（525円）。バナナやプリン、チョコフレークをパフェ風に仕立て、さまざまなフルーツとバタークリームのバラをデコレーションした「お花を摘んで」（504円）。ストロベリームースとバニラムースの優しい味わいにサクサクした食感のクレープ生地を組み合わせたベッドで女の子を待つオオカミを表現した「おなかをすかせたオオカミ」（504円）。

　「おなかをすかせたオオカミ」では「オオカミがかぶる変装用の帽子やベッドのふかふか感をいかに表現するかが大変だった」と振り返る石井さん。中でも、グラスデザートの「お花を摘んで」ではクレープ生地を花形にカットしたものをラッピングに見立て花束を表現。さらに、「カットフルーツの彩りも（酸味や甘みなど）味わいやバランスを考慮しつつ華やかさを表現するなど、見た目に加え、味の構成やコントラストと細部にもこだわった」という。

　販売期間は9月下旬までを予定。

ユーハイム・ディー・マイスター