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フェアで展開する蜂蜜スイーツ各種

　「コロンバン」全21店舗で現在、世界の蜂蜜を使ったスイーツを展開する「はちみつフェア」が開催されている。

　2010年より原宿本店サロン屋上で養蜂事業に取り組んでいる同社。「社内でも蜂蜜に対する意識や関心が高くなっており、お客さまもネットや新聞などを通じて『原宿はちみつ』の存在を少しずつ認識していただいている」と同社広報室の白石亜弥子さん。『原宿はちみつ』は採蜜量が少ないため商品への使用は限定されるが、花によってその味わいや香りが異なる蜂蜜の特徴を打ち出し、「ケーキを通じて蜂蜜のおいしさや奥深さを伝えたい」と採蜜の最盛期（5月〜7月）を迎えるこの時期を蜂蜜の旬ととらえ、今回初めて本格的なフェアを企画したという。

　フェアに使う蜂蜜は4種類。「蜂蜜がメーンなので、それぞれの蜂蜜との相性が良く、さらに蜂蜜の味を際立たせる素材を考え選んだ」という商品開発担当の高橋直之さん。

　商品は、癖が無くまろやかな味わいのニュージーランド産クローバー蜂蜜を使い、フランスの伝統菓子「ヌガー・ド・モンテリマール」をヒントに開発した「モンテリマールミエル（473円）。ミネラル豊富で力強くスパイシーな風味が特徴のインド産黒蜂蜜とインド産アルフォンソマンゴーのババロアを組み合わせた「アルフォンソマンゴーと黒蜂蜜のタルト」（525円）。優しい甘さとさわやかな口当たりが特徴のブラジル産コーヒー蜂蜜をティラミス風に仕立て、ハチの巣をイメージしたチョコをトッピングしたグラスデザートに仕上げた「ハニームース蜂の巣飾り」（473円）。ほのかなかんきつの香りが漂うスペイン産オレンジ蜂蜜のジュレをミツバチの巣をイメージしたフロマージュムースで包んだ「ハチミツモンブラン」（473円）。同じくスペイン産オレンジ蜂蜜をロール生地に使い、かんきつフルーツの甘酸っぱさを楽しめる「ハニーシトラスロール」（1,470円）の5種類。

　一番人気は、かわいいチョコレートのハチがトッピングされた「ハチミツモンブラン」。「フロマージュムースの中に忍ばせる蜂蜜のジュレの固さ調整に苦労した」という。「緩すぎると時間の経過によってムースに蜂蜜が染み込んでしまうところを寒天を使って調整した」と振り返る。2位は涼やかなグラスデザート「ハニームース蜂の巣飾り」。

　フェア期間は6月14日（金）まで。

コロンバン