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松屋銀座、ワイン売り場を2.5倍に拡大−対面販売で提案力強化
(2013年03月04日)
松屋銀座地下1階のワイン売り場が改装工事を終え、3月1日(金)、新たに「グルマルシェ ヴァン」としてリニューアルオープンした。
【画像】店頭カウンターではワインに合う食材を販売する専用冷蔵ケースも設置
銀座周辺では昨年、有楽町地区に大型商業施設のオープンが相次ぎ、買い物客が増加すると共に銀座・有楽町地区のワイン市場はにぎわいを見せているという。そうした中、「ワインの潜在性に加え、松屋銀座利用顧客の購買動向や嗜好(しこう)、今後の周辺環境から、ワインは有望な重要カテゴリーとして認識していた。かねてより、グルマルシェゾーンを拡大し活性化するためにはワイン売り場の創設は必要と考えていたので、今回の改装は満を持してという思い」と同店和洋酒バイヤーの外山研一さん。高まるワイン需要に対応するため、幅広い品ぞろえとの専門性の高いサービスを提供できる売り場を目指すという。
直輸入チーズや生ハム、オリーブなどが並ぶ「グルマルシェ」ゾーンに隣接する新・ワイン売り場「グルマルシェ ヴァン」のコンセプトは、「季節や旬の食材に合わせ『普段の食事の中で、家族や友人と一緒に楽しめるワイン』を提案する」。売り場面積は約60平方メートルで、これまでの約2.5倍に拡大。取り扱うワインはワイン売場全体で約1.5倍の約600種類、在庫数は1万本まで増やす。中心ターゲットは30〜40代の「食に対する感度の高い」女性。
今回のリニューアルポイントは、従来の販売方法とは異なり、ワインのショーケースを挟み利用客と相対する対面方式を導入したこと。アイランド式のカウンターにすることで圧迫感のない距離を保ちながら接客する。試飲によって好みのワインを見つけやすいよう、ワインの特徴などで分類したコーナーも設け、気軽で選びやすい雰囲気に仕上げる。
外山さんは「『ワインは週末に楽しむ』スタイルから、毎日おいしい『日常品』としての定着を目指したい」と、価格帯2,000円〜3,000円のデーリーワインを強化。湿度・温度を徹底管理したワインセラーを完備し、シャンパンやスパークリングワインは100種類以上、さらに希少な「グランヴァン」などの高級ワインは約50種類をそろえる。販売スタッフには、最大時でソムリエ4人に加え、ワインアドバイザーやエキスパートが各1人ずつ常駐。ワイン選びをサポートするほか、総菜売場や生鮮食品売り場(地下2階)とも連携し、食材とのマリアージュも提案する。さらにカウンターにはワインに合う食材を販売する冷蔵ケースを設け、日替わりでチーズや野菜、オリーブを販売。レストランのシェフによるパテやテリーヌなどの料理の限定販売も予定する。
「ソムリエをはじめ、知識豊富な販売スタッフとお話や試飲をしながらワインをお楽しみいただける新しいワインの販売スタイルを提供したい。総菜売り場の中にあるワイン売り場の利点を生かし、食べ合わせや食中酒として、ワインのある生活をより身近に提案できる売り場を演出していく」と意気込みを見せる外山さん。
今後は、「国産ワインでは話題の甲州ワインを、最近ジワジワと人気の自然派ワインも種類は少ないが採り上げる予定」で、生産者による期間限定イベントやワイン関連の企画も打ち出していくという。
ソムリエなどワイン有資格者がワイン選びをサポート(関連画像)松屋銀座
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