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紅葉屋本店×ボナの「カカオチャーム」

　日本橋三越本店の本館7階で2月6日（水）、バレンタイン限定商品やチョコレートスイーツをそろえた「スイーツコレクション 2013」が始まった。

【画像】英国「プレスタ」のスペシャリテのひとつ、ミントを使った日本橋本店限定品

　会場には全109ブランドが集結。老舗や伝統、古き良きもの、素材の原点など今の時代感を反映させたショコラティエやショコラトリーのチョコレートから、キャラクターやモチーフを生かしたカラフルでかわいいチョコレートまでバリエーション豊かに取りそろえる。

　今回同店が提案するのは「スウィーツ・ペアリング」。日本と海外の老舗同士や素材同士、和と洋の融合をキーワードに、国内外のショコラティエやパティシエたちが試行錯誤（あるいはペアリング）を重ね生み出したチョコレートをクローズアップし展開するほか、日本橋三越限定商品も多数打ち出す。日本橋という土地柄を生かし和のバレンタイン商品も用意。老舗和菓子店の特別企画品や、この時期限定の「女子おやつ」を提案する。すでに同館1階中央ホールでは、世界の名立たる人気ショコラティエのチョコレートを展開。多様化するバレンタイン需要に幅広い品ぞろえで取り組む。

　老舗同士のペアリングでは、熊谷銘菓「五家寶」を手掛ける老舗「紅葉屋本店」と、フランスの老舗ショコラトリー「ボナ」が初めてコラボレーションし、「CACAO CHARM（カカオチャーム）」（12個入り＝2,100円）を販売する。五家寶に自家製ローストのアーモンドクランチを混ぜ、ボナのチョコレートでやさしく包みこんだ日本橋本店限定品。

　カカオと素材のペアリングでは、ロンドンの老舗チョコレート店「プレスタ」から日本橋本店限定「ミントボックス」（9粒入り＝2,940円）が登場する。日本橋本店でも人気の「ミントチョコレート」の「ビターミント」、ミントに甘酸っぱいストロベリーを加えた「ストロベリーミント」、ミントにコーヒーのアロマを加えた「コーヒーミント」の3種類を詰め合わせたもの。ほかにも「CACAO SANPAKA（カカオ サンパカ）」のゴマやショウガを使った日本橋本店限定「ショコラタ パポネス」（4個入り＝1,386円）をはじめ、「ミッシェル・ショーダン」の定番の「パヴェ」をアレンジし、ココナツフレーバーに仕上げた日本橋本店品などが登場する。

　今回、日本橋本店初登場のブランドにも注目。「ドゥボーヴ・エ・ガレ」は、フランス革命の1800年から続くというパリで最も古いチョコレートブランド。フランスでも10人しか存在しないというカカオ豆選定職人が常駐し、提携のカカオ園で栽培・焙煎（ばいせん）・厳選カカオだけを使ったこだわりチョコレートを展開する。会場では、薬嫌いだったという王妃マリー アントワネットのために薬を混ぜて作ったというラウンド形チョコレート「マリー アントワネットのピストル」（24枚入り＝4,200円）や、「ボンボンショコラ」（4個入り＝2,100円）を販売。ほかにも「ラ・メゾン・デュ・ショコラ」も初登場。

　和のバレンタインでは、「赤坂柿山」のハート型煎餅をチョコレートやキャラメル、エビ風味に仕上げた三越伊勢丹限定「ハートバッグ」（840円）や、「菓匠 花見」の餡（あん）をミルクでコーティングし、白鷺の卵に見立てた代表銘菓「白鷺宝（はくろほう）」の餡に沖縄産ヨモギを使った「フーチバー白鷺宝（210円）を販売。名古屋の老舗和菓子店「両口屋是清」のハートの干菓子「二人幸（しあわせ）」（630円）も登場する。

　同店では、ロンドンの老舗「プレスタ」のミントチョコレートなどの「王室御用達」ブランドや、陶器の器を使うなど「上品で高級なチョコレートが好まれる」とバレンタイン企画担当の安岡聖華さん。「最初は味見も兼ね価格帯3,000円〜5,0000の商品が動くが、バレンタインデー直前はギフト需要が高まり価格帯1,000円〜2,000の商品が売れる。今年は家族や友人、職場への『感謝チョコ』、特に女性同士での『友チョコ』を見込みバレンタイン企画を強化した。日本橋三越本店ならではのセレクトを感じていただければ」と話す。

　会期は2月14日（木）まで（最終日は19時閉場）。

日本橋本店初登場のパリ「ドゥボーヴ・エ・ガレ」から、王妃マリー・アントワネットのためのチョコレート（関連画像）日本橋三越本店