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中島水産、青森「風間浦あんこう」の鍋商品を初めて販売−活き締め出荷
(2012年12月14日)
首都圏・関西地区を中心とした百貨店・スーパーなどに出店する「中島水産」は12月上旬、青森「風間浦あんこう」使った鍋商品の販売を約60店舗で開始した。
【画像】青森から届いた「活き締め」状態の新鮮な「風間浦あんこう」
11月〜2月が一番おいしいとされる冬の魚アンコウ。中でも、鮮度・味ともに品質のいいといわれるのが青森県下北半島の北端に位置する風間浦村で水揚げされた「風間浦あんこう」だ。これまで高級料亭などの限られた飲食店でしか味わえなかった高級食材を、今シーズンより同社が初めて一般向けに取り扱う。
通常、深海にすむアンコウは通常底引き網漁で水揚げされるが、「風間浦あんこう」は網を仕掛ける「刺し網漁」と伝統的な漁法「空釣り」で行うため、約9割が生きたまま。しかも鮮度のいい状態で水揚げされる。ほかの産地との差別化を図るため、体重や漁獲時期・状態など一定基準をクリアしたものだけを「風間浦あんこう」とし、専用タグで示す。さらに鮮度を保つため活(い)き締めされ、胃の内容物や腸を除き洗浄したものが中島水産の店頭に運ばれるという。
活き締めされた同アンコウは刺し身で食べられるほど鮮度がいいという。加えて、「トレーサビリティーにより、安心・安全の管理体制が構築されているのが魅力」と同社小売営業本部・商品開発部部長の田中修さん。松屋銀座鮮魚バイヤーの木下太志さんも「鮮度・味・安心安全と3拍子そろった。これこそお客さまに満足していただける魚」と自信を見せる。
店頭ではアン肝や胃袋、ヒモなどのカットした内臓にスライスした身、みそをベースにしたつゆ(約2人前分)を盛り合わせ、ブランドあんこうを示す専用シールを添付し販売する。価格は1パック1,480円前後。週2回、火曜。土曜に仕入れ、2月末まで展開する予定。冬の高級な鍋商材の一つとしてブランド化を目指し、同社が店頭で無料配布している冊子「おさかなぶっく」(年4回発行)で特集しアピールする。
「あんこう鍋は寄せ鍋よりも人気。漁法から出荷形態、商流を含め、随所にこだわりが満載の『風間浦あんこう』なので、鍋商品で鮮度の違いとおいしさを感じていただきたい」と田中さん。「皮、トモ(尾の部分)、えら、柳肉(ほお)、ぬの(卵巣)、水袋(胃)、アン肝(肝臓)は、それぞれ違った歯応えや味わいが楽しめる。アンコウの肉は脂肪が少なく低カロリー。さらにコラーゲンたっぷりなので女性には特におすすめ」といい、「下ごしらえとしてサッと湯引きして鍋に入れるとよりおいしくなる」とアドバイスする。
中島水産発行の「おさかなぶっく」最新号中島水産
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