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「板坂さんのメークイン」を使った「新じゃが仕立てのポテりんパイ」（帯広・柳月）

　東武百貨店池袋店8階催事場で9月20日（木）より、北海道の秋グルメを集めた「秋の大北海道展」が始まった。会期は1週目（初日〜同26日）と2週目（同27日〜10月2日）に分け、約80店が出店する。

【画像】「絶品野菜」4種を一度に楽しめる七飯町「大中山ふでむら」の東武限定イートインメニュー

　今展の見どころは、「秋に旬を迎える北海道野菜」として北海道南部で収穫したばかりの地元でも入手困難な野菜に焦点を当て東武オリジナル商品を展開する点。昨年秋より始めた北海道ならではの活（かつ）ガニの販売も行う。ほかにも、食肉の品評会で金賞を獲得した牛肉・豚肉を使った弁当や道内人気菓子店との旬のフルーツを使ったコラボ商品、イートインでは白子をトッピングしたラーメンなど、同展でしか味わえない限定品などを多数用意する。

　「今回は、私が北海道を巡って出会った農家さんが作る『絶品野菜』4種類にクローズアップしている。いずれも、製法にとことんこだわって作った『型破りにおいしい野菜』ばかりをそろえた」と話すのは、催事を企画した担当マネジャーの堀越昇さん。秋に旬を迎える花咲ガニについても「ほかのカニにはない濃厚な味わいが特徴」といい、海鮮弁当やすし、北海道スイーツなど実演販売やイートインもそろえ、「池袋に北海道の秋をまるごと表現する」と意気込む。

　野菜4種類の中で最も注目されるのは、厚沢部（あっさぶ）の農家、板坂さんが「微生物農法」で作り上げた「板坂さんのメークイン」。でんぷん含有率が通常よりも2〜3割高く、甘くて濃厚な味わいが特徴で、会場では1袋420円で販売。帯広の菓子店「柳月」はカスタードとリンゴを忍ばせたパイの上に新ジャガで作ったスイートポテトをのせて焼き上げた「新じゃが仕立てのポテりんパイ」（1個1,050円、各日限定250点）を実演販売する。

　昨年のこの時期に開催された北海道展に初登場し、「深いコクと驚きの甘さ」から行列を作った有機JAS規定認定カボチャ「くりりん」にも注目。駒ヶ岳の麓にある「みよい農園」が栽培した、糖度20度以上のものを1個1,575円で販売。函館「プティ・メルヴィーユ」は今回、なめらかな口当たりの「南瓜『くりりん』スフレ」（直径12センチ＝1,260円、各日限定300点）と「南瓜『くりりん』ソフト」（1本301円）を実演販売し、札幌「七福」は素材の味をそのままに仕上げた「くりりん南瓜の塩生きんつば」（6個入り＝1,260円、各日限定100点）を販売する。

　品評会で最高賞を受賞した経歴を持ち、規格外の大きさとジューシーで強い香りが特徴の「福田農園」が栽培する「王様しいたけ」も登場。会場では1週目に限り、1パック1,050円で販売するほか、興部町「ノースプレインファーム」は「王様しいたけの肉詰めコロッケ」（1個351円、各日限定200点）を販売する。

　日本最大級の大きさとクリのような食感の超大粒大豆「たまふくら」は、500グラム＝840円で販売するほか、函館「プティ・メルヴィーユ」が「杏仁『たまふくら』」（1個315円、各日限定100点）を販売する。

これら4種類の野菜を一度に味わえる商品として、イートインでは「大中山ふでむら」が新そばと天ざるのセット（1週目のみ）を提供。「ギングベーク」は総菜パンを販売する。

　毎回好評の巨大舟形水槽には、根室沖で捕れる花咲ガニ（1杯約600グラム、3,501円〜）をはじめ、タラバガニ、ズワイガニなどをそろえ、活（かつ）で販売するほか、その場でゆで上げたものも販売。3種類のカニを食べ比べできる東武限定弁当なども登場する。

　2週目からは、「少しずつさまざま弁当を楽しみたい」というニーズに応え、「札幌蟹工船」のカニ弁当や「豊平館」のステーキ弁当などミニサイズ弁当8種類を集結したコーナーを新設。行楽や手土産としての持ち運びやすさにも考慮し容器のサイズを統一。2段、3段と重ねての購入も可能にする（1折各1,260円、各日限定・各店50点）。

　会期は10月2日（火）まで（最終日は18時閉場）。

花咲ガニ、タラバガニ、ズワイガニを食べ比べできる東武限定弁当（関連画像）東武百貨店池袋店