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今回のフェアで展開するパン各種

　ベーカリーブランド「ドンク」は6月29日（金）より、「フランスフェア〜伝えたいフランスの味、日本人ブーランジェの味〜」を全127店舗で開催する。

【画像】ドンクの佐藤広樹さんが手掛ける、フランシュ・コンテ地方のチーズを使ったフランスパン

　毎年、7月14日の「フランス革命記念」に合わせ実施する独自企画の「フランスフェア」。中でも、パンの世界大会やコンクールなどで高い技術を持ち活躍するドンクのパン職人と、伝統的なフランスパンのおいしさを伝える企画は好評で、昨年に続き2回目を迎える。

　「昨年初めてパン職人に焦点を当てたが、店頭で配布したパン職人を紹介するリーフレットも功を奏し、お客さまの反応はとても良かった」とドンクPR担当の古胡泰江さん。今回も店頭ではフランスの伝統的なパン5種類と、伝統に日本人らしい感性を取り込み考案したという新作アレンジパン8種類（うち2種類は店舗により取り扱いが異なる）を展開する。

　新作アレンジパンには今年も、パンの世界大会「クープ・デュ・モンド・ド・ラ・ブーランジュリー」で好成績を収めた職人4人の考案したパンを販売。岡田重雄さんが手掛けるのは、白ゴマや黒ゴマ、亜麻の実が入ったフランスパン「ごまと亜麻の実のバゲット」（1本252円）。菊谷尚宏さんのは外はサクッと、中はふんわりとしたオレンジ風味の「パン・レジェール・オランジェ〜オレンジ風味のふんわりパン〜」（1個210円）。西川正見さんのは、フランス産クリームチーズをカレンズ（＝小粒の種なしブドウを乾燥させたもの）入りのパンで包み焼き上げたライ麦パン「カレンズとクリームチーズのパン・オ・セーグル」（1個252円）。佐藤広樹さんのは、フランシュ・コンテ地方の伝統製法で作られたチーズを使ったフランスパン、「コンテチーズのカンパーニュ」（1個840円、プティサイズ189円）。

　古胡さんは「カンパーニュ生地に使ったコンテチーズは、アルプスに近いジュラ山脈一帯で添加物を一切使わず職人が手作りしているハードタイプの熟成チーズで、フランスでは大人から子どもまで親しまれている。今回コンテチーズ生産者協会に協力いただき、全国での展開が実現した」といい、「アレンジパンとしてさまざまなチーズで試してみたが、コンテチーズが持つ豊かな風味やコク、うま味がカンパーニュ生地に合ったようだ」と振り返る。

　フランスの伝統パンには、フランスパンの代表格「バゲット」（1本305円）、ゴロッとした大きな「パン・ド・カンパーニュ」（1本378円）、バターや卵、砂糖を使った「ブリオッシュ・ア・テット」（1個168円）、ライ麦入りパン「パン・オ・セーグル」（1個231円）、バターの風味が豊かな「クロワッサン」（1個189円、店舗により取り扱いが異なる）を販売。

　「今回も店頭ではリーフレットを用意し、パンの食べ方も一緒に提案するなど各店で趣向を凝らしている。ぜひ参考にして楽しんでいただければ」と古胡さん。

　フェア開催は7月16日（月・祝）まで。

ドンク