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北海道初登場の「月の眺（つきのながめ）」（東京/とらや）

　丸井今井札幌本店の大通館9階で5月23日（水）より、全国各地から約80店が集結する日本の伝統和菓子「ようかん」の祭典「YOKAN collection in MARUIIMAI SAPPORO」が開幕した。

【画像】立山連峰の五色ヶ原高原の花畑をイメージした富山「鈴木亭」の新感覚ようかん

　銀座三越（2010年）、JR大阪三越伊勢丹（2011年）に続き北海道では3回目で、同店初開催となる同イベント。会場には「伝統」と「革新」をテーマに、製法や材料、土地柄、職人の技などの違いによるさまざまな種類のようかんを取りそろえる。通常は現地でしか購入できない品や、希少性が高く入手困難な品などが多数登場し、「銀座木村屋總本店」と同イベントによるコラボ企画品も販売する。会場内には、東京「バール・デルソーレ」が手掛ける「羊羹カフェ」を併設するほか、ようかんの歴史や豆知識の展示、和菓子店店主のトークショーなどイベントも行う。

　「伝統」のようかんには、全国各地の老舗や名店の和菓子職人ならではの「匠（たくみ）の技が光る」ようかんが並ぶ。東京の老舗「とらや」からは移ろいゆく月の姿を一棹の中で表現した、一切れごとに月の形が変わる北海道初登場の「月の眺」（1本1万500円、限定10点）を販売。岩手の老舗「岩谷堂羊羹 回進堂」は、本練りようかんに丸ごとのくりをたっぷり組み合わせた「特製くり金印」（1本1,575円）を販売する。

　「革新」のようかんには、味わいや形、彩りの楽しい「創造性あふれる新感覚」のようかんが並ぶ。富山「鈴木亭」からは立山連峰の花畑をイメージしたという北海道初登場の、5色の球形「立山五色ヶ原羊羹」（5個入り＝450円）を販売する。千葉「なごみの米屋」は青梅＆びわ、桃＆ぶどうの2層のようかんを市松模様に配した特別企画のフルーツようかん「くちあそび」（1箱6個入り＝735円、各日限定30点）を販売。ほかにも、ブランド「ミナ ベルネホン」ノデザイナー皆川明さんデザインによる「たゆたう雲と寄り添う光」を表現した「とらや」のようかんや、東京「菓匠 青柳正家」のカシューナッツ入り練りようかんに抹茶をまぶした一口サイズの「緑宝珠（りょくほうじゅ）」（6個入り＝735円）など、「洋」の要素を施したポップな商品が登場する。

　「銀座木村屋總本店」とのコラボ企画では、同イベント限定の「羊羹パン」（各131円〜）を販売。ロングセラーの「酒種あんぱん」にようかんをかけた「こしあん」をはじめ、粒あんを包んだ酒種パンに桜ようかんをかけた「桜」、白いんげんの白あんを包んだ酒種パンに抹茶ようかんをかけた「抹茶」、ホイップクリームをサンドしたツイストパンにようかんをかけた「ツイストクリーム」の4種類が登場する。

　バリスタの横山千尋さんがプロデュースする「羊羹カフェ」では、ようかんの新しい楽しみ方を提案。エスプレッソやスプマンテなどとようかんをセットにし「マリアージュ」を楽しむ「YOKANプレート・ドリンクセット」（735円〜）を提供。そのほか、「お茶工房あずみ」が手掛ける「羊羹茶屋」も登場し、ようかんとお茶をセットにした「日替り羊羹セット」（525円〜）を提供する。

　会期は今月28日（月）まで（最終日は18時閉場）。

丸井今井札幌本店