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銀座松坂屋地下1階に2月23日（木）、大豆たん白を使った菜食料理の店「ベジタリアーノ」がオープンし、話題を集めている。原材料からだしに至るまで、同店の商品は、動物性成分（卵乳を除く）と魚介類、五葷（ごくん）と言われるネギ、にんにく、ニラ、ラッキョウ、アサツキの野菜を使っていないほか、化学調味料も一切使用せず、その他の野菜、穀物、大豆たんぱく、湯葉、こんにゃくなどヘルシーなものだけを使い、食感や味わいなど本物の肉・魚介に見せかけた（＝もどき料理）メニューとなっているのが特徴。商品は弁当10種類のほか、総菜5種類、おにぎり2種類、デザート4種類を展開。内容は、黒米ご飯に点心など７種類の中華総菜が入った「中華菜食弁当」（1,050円）、黒米ご飯と青椒筍絲（チンジャオロース風）、古老素塊（精進酢豚風）、黒酢丸子（黒酢団子風）が入った「中華菜食BOX」（580円）、鶏肉を使った唐揚げそのものの食感と味わいを再現した「大豆唐揚げ」（480円）、3〜4種類のおかずが入った「中華菜食惣菜」（680円）、愛玉（オーギョー）という台湾の果実の果汁が寒天状に固まった「愛玉子（オーギョーチィ）」（380円）など。同店では、精進料理のようなグルメ食、ヘルシーなダイエット食、さらに食事制限のある人への低カロリー食として、健康を意識する層をターゲットに、本格的なベジタリアン料理ではなく、あくまで「おいしさ」と「健康」を両立させた商品作りを目指すという。今後は、サンドイッチやカレー、ハンバーグ、オムライス、サラダなど、和洋折衷のメニューの登場も予定している。

銀座松坂屋