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炙りぶり・鯛の利休膳（宮崎/料亭 ひだか）

　西武池袋本店の名物催事で、全国から美味を取りそろえる食の祭典「全国味の逸品会」が4月20日（金）、7階・催事場で始まった。ゴールデンウイークを含めロングランで開催する。

【画像】後半のイートインに初登場する、富山湾の「白えび」を使ったかき揚げ丼セット

　11回目となる今展では、西武池袋本店の催事としては最長の17日間開催。会期を前半（初日〜同25日）、中盤（同26日〜5月1日）、後半（5月2日〜6日）に分け、前半では老舗や歴史ある一品を、中盤では話題のスイーツを、後半はファミリー客を意識した年齢を問わず人気の高いグルメを、それぞれ取りそろえる。同展で好評の「ラーメンイートイン」では、会場限定のラーメンをはじめ、有名店同士によるコラボメニューも登場。期間中、これまでで最も多い約120店が出展する。

　前半での注目は、1日1組の客だけをもてなすという宮崎・延岡「料亭ひだか」がイートインに初登場。日向灘の天然ダイ鯛を炊き込んだ「鯛（たい）飯」やタイの「潮（うしお）汁」に加え、ごまベースの濃厚なたれをタイに絡めた「鯛の利休漬け」、13キロ以上という天然ブリを使った箸休めの「炙（あぶ）りぶり」、宮崎県産どんこシイタケの煮付け、太刀魚の油みそなど宮崎の郷土料理をセットにした「炙りぶり・鯛の利休膳」（1人前1,575円）を提供する。

　東京・吉祥寺の国産黒毛和牛を一頭丸ごと買い付ける牛肉専門店「吉祥寺　さとう」も同展に初登場。行列が絶えないほど人気の、ジューシーで肉のうま味たっぷりの「元祖丸メンチかつ」（181円）のほか、コロッケや総菜も販売。神戸の有名パティシエ佐野靖夫さんプロデュースによる麻布十番のアイスクリーム専門店「リタティーノ」も初登場。「煮出しバニラ」「プレミアムイチゴ」など8種類から2種類を選べる「ねりたてアイス」（351円）を実演販売する。

　中盤での注目は「新感覚」スイーツ。岐阜のオリジナル大福の店「養老軒」が関東初登場し、イチゴとバナナ、クリ、粒餡（つぶあん）、ホイップクリームを羽二重餅で包んだフワフワした食感の看板商品「ふるーつ大福」（1個231円）を販売。兵庫「MANGO SWEETS BAR」も初登場し、関西で話題を呼んでいる雪のようなフワフワしたミルクアイスにカットマンゴーとマンゴーソースをトッピングした「マンゴースノーアイス」（1個481円）を（後半まで）販売する。

　後半では、地元で人気のご当地グルメ。「富山いきいき食堂」がイートインに初登場し、富山湾で捕れた白エビを香味野菜とともに揚げ、白エビだしを絡めた「白えびかき揚げ丼」（みそ汁・漬物付き、1人前1,050円）を提供。子どもや女性向けのスモールサイズ（1杯735円）も用意する。

　「博多スイーツ倶楽部」はフランスの煙突のように細長く焼き上げたモチモチのシュー生地にラングドシャ生地をのせて焼き上げ、自家製のカスタードを詰めた「シュミネ」（バニラ、抹茶など4種、各1本126円）を、「京都まるもち家」は焼きたても冷めてもおいしい、丸くて新鮮な餡（あん）が入った「まるもち」（10個入り＝840円）を、「高知アイス」はブランド鶏「土佐ジロー」卵を使った濃厚な「ソフトクリーム」（1個301円）と、ユズやポンカンなどかんきつ類を使った「果物シャーベット」（15種類、1個158円〜）を販売するなど、初登場のご当地スイーツも見逃せない。

　見どころの一つ、ラーメンイートインでは、前半に京都の行列店「無鉄砲」が初登場。九州から取り寄せる麺に濃厚な豚骨スープを合わせ、香ばしい焦がしマー油の香りを加えた「がむしゃら黒とんこつラーメン」（1杯751円）を提供する。中盤には、東池袋「大勝軒」で修業した田代浩二さんが手掛ける千葉「麺屋こうじ」と、同店で修業した亀有「つけ麺 道」の長濱洸也さんとのコラボによる、果実酢を加えたすっきり濃厚スープに極太麺を合わせる同展限定「旨コク濃厚特製つけ麺」（1杯951円）を提供。後半には、上品な鶏のうま味を引き出した新小岩「麺屋 一燈」と、東京で話題の東十条「麺処 ほん田」のコラボによる、貝類と鶏ベースのダブルスープにこだわり麺を組み合わせ、ローストビーフのような牛のチャーシューをトッピングした「魚出汁（だし）潮醤油（しょうゆ）ラーメン」（1杯801円）を提供する。

　そのほか、静岡「冨久家」のロールケーキや大阪「マダムシンコ」のブリュレ、神奈川「えの木てい」の焼菓子など人気スイーツが数量限定、販売日時限定で登場。そのほか、大阪「551蓬莱」や大阪「桃谷いかやき屋」、京都「NIJU-MARU KYOTO」、北海道「味道たくみや」、福岡「仁志甲」などが会期中通して登場するなど、「何度でも会場に足を運びたくなる」美味がめじろ押しだ。

　会期は5月6日（日）まで（同25日と5月1日は17時、最終日は16時閉場）。

和と洋が一体となった関東初登場の岐阜「養老軒」の看板スイーツ（関連画像）西武池袋本店