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お菓子で笑顔を届けたい−アンリ・シャルパンティエが東北支援商品
(2012年04月02日)
百貨店を中心に洋菓子ブランドを手掛けるアッシュ・セー・クレアシオンは4月1日(日)より1年間、自社ブランド「アンリ・シャルパンティエ」を通じて売上金の一部を東日本大震災の被災地支援に充てる特別商品の販売を全国75店舗で始めた。
同社では復興に励む東北を、「アンリ・シャルパンティエ」本店のある芦屋から「お菓子で笑顔を届けたい」と「Smile for TOHOKU-from ASHIYA-(スマイルフォー東北-フロム芦屋)」プロジェクトを発足。期間は2013年3月31日(日)まで。
販売するのは、プロジェクト名と同じ商品名で特別仕様の「スマイルフォー東北−フロム芦屋」。内容は、同ブランドの代表商品「フィナンシェ」と創業時から販売する貝殻形の「マドレーヌ」を詰め合わせたもの。通常は、24個入り(マドレーヌ8個、フィナンシェ16個)3,150円のところを、今回フィナンシェ1個を減らし23個をプロジェクト専用パッケージに詰め、通常価格(3,150円)のままで販売。空いた1個分には「社員が一つずつ手折りした」という応援メッセージを入れる。
この1個分の材料、資材費に相当する金額を募金に充て、募金総額と同額を同ブランドからも加え、プロジェクト終了後に東北の食文化を支援する「ソウル オブ 東北」へ寄付する。
「アンリ・シャルパンティエ」は、1995年の阪神淡路大震災で被災。多くの協力・支援を得て営業再開が果たせたという。「その際、避難所から再開の話を聞いてわざわざ足を運んでくださる被災者もいた。被災者がいかにお菓子のある生活を待ち望んでいたか、いかにお菓子が笑顔と幸せを与える力を持っているかを痛感した」と振り返るのは、同社広報室の平岡美生さん。
同社はこれまで、震災直後の義援金をはじめ、神戸の有志企業15社による被災地支援ネットワーク「エールフロム神戸」に参加し、焼き菓子を避難所へ届けたり、キャンプでバウムクーヘン作り体験教室を開いたりするなどの活動を行ってきた。「ソウル オブ 東北」の活動に賛同し、デコレーションケーキ教室も開いている。
プロジェクト発足について、平岡さんは「阪神淡路大震災を体験したからこそ、息の長い支援を続けなくてはという思いから始まった」と話す。「大切な人へのギフトが間接的に支援につながる今回の商品は、贈る側・贈られる側にとっても『東北支援』への意識が持続し、長期的な支援につながる。『お菓子の力』を通じて、ささやかでも東北に向けてエールを芦屋から送り続けたい。多くの方にご利用いただければ」
今後も状況に応じて支援活動につながる企画を立案していくという。「最低でも10年、お菓子を通じて取り組んで行きたい」
アンリ・シャルパンティエアッシュ・セー・クレアシオン
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