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奥にガラス張りの厨房を設ける「アンテノール」店頭

　神戸の洋菓子ブランド「アンテノール」が3月1日（木）、松屋銀座の地下1階にオープンした。

【画像】松屋銀座オリジナル「銀座 咲ブレ」

　関東と関西地区を中心に45店舗展開する同ブランドが銀座エリアに常設店を構えるのは、今回が初めて。売り場面積は約22.5平方メートルで、出店場所は「ジャン・ミエ」の隣。

　「洋菓子売り場としては珍しく店内厨房を併設することで、これまで閉店間近に提供できなかったホールケーキや出来たての生クリームの上質感を提供できる」と松屋銀座食品部洋菓子担当の今井克俊バイヤー。出店に合わせて、松屋銀座オリジナル菓子として「銀座 咲ブレ」も開発した。「松屋銀座店を代表する手土産として、新たな東京の手土産として展開していきたい」と期待を寄せる。

　展開商品は、プチガトー約12種類（315円〜525円が中心）をはじめ、ホールケーキやロールケーキ約7種類（1,400円〜）、フィナンシェやマドレーヌなど定番の「神戸ガトー倶楽部」やダックワーズタイプの「アンテワーズ」など焼き菓子を展開する。フレッシュケーキは全て店内厨房で製造。焼き菓子では松屋銀座限定商品を打ち出すほか、用途や価格で選べるギフト商品も多数取りそろえる。

　5月中旬までは、イチゴシフォン生地と生クリーム、カスタード、イチゴを重ね層にした「苺シフォンロール」（483円）や、ダックワーズ、生クリーム、イチゴのコンフィチュールをイチゴのレアチーズクリームで包んだ「苺のモンブラン」（504円）、イチゴミルクプリンとイチゴのレアチーズクリームをのせた「苺プリンのモンブランパイ」（直径15センチ＝1,050円）など、国産イチゴやベリー系フルーツを使った季節限定商品を販売する予定。

　目玉となる松屋銀座オリジナル商品は、フランス伝統のバタークッキー「サブレ」を用いた「銀座 咲ブレ」。「未来に向けて咲く」「喜び、未来が咲きあふれる」といった前向きなメッセージと、「贈られた人の心に花を咲かせたい」という思いを込め名付けたという。良質の新鮮な牛乳から作り上げるカルピスの特選バターを使い、肉厚ながらバターの芳醇（ほうじゅん）な香りとサクッとした食感にこだわったという同品。味わいには、ミルクの香りがやさしい「ナチュール」と、アーモンドの香ばしさをバターと一緒に焼き込み表面に模様を入れた「アマンド」の2種類を展開する。専用包装紙やショッピングバッグも用意し、価格は1枚＝210円、3枚＝630円、6枚＝1,260円、2種類12枚（各6枚入り）＝2,520円。賞味期限は30日。

　今後は歳時記に合わせた限定商品や生ケーキを展開する予定で、「5月ごろを目標に、『銀座はちみつ』を使った春の採蜜時期限定品も開発中」とも。

アンテノール松屋銀座